月白のその輝きぞなきにけり

※つきしろの そのかがやきぞ なきにけり


今日は、十五夜。

もうすぐお月様が顔を出す時間。


ああ、もうすぐだ。


少しずつ、空が明るくなって、そして、白く輝いて。


きれいだなあ。


そう思って眺めていたら、空には煌々こうこうと照らす満月が。


あれ、おかしいな、涙が。


どうしたんだろう。


あんなに楽しみにしていた十五夜のお月様よりも。


あの白い輝きを、また、見たくなっているよ。




※月白は、月が出るときに空が明るくなり、白く見えることです。


なき、に無き、と泣き、を掛けています。


美しい満月よりも、限られた時間の、白い光。


その儚さが、心に残ったのでしょうか。

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