第15話 彼氏と初めて

「もう?」


「でも、すぐに入れるとかはしたくない。我慢できるから」


「我慢出来なくなったら言ってね。次は何がしたい?」


「体を触りたい」


「じゃ、お互い脱がないとね。万歳」

 私はシャツ一枚のカズオ君を上裸に剥いた。


「恥ずかしい?」


「ちょっとはえっとどうやって脱がせば」


「自分で脱ぐから大丈夫。ブラも下も可愛いのつけてるでしょ」


「ちょっとヤバい」


「我慢出来ない?」


「入れるのは怖いけど、ゴムつけてくれたら手でしてあげるよ」

 カズオ君は乱暴に箱を開けて、ゴムの封を切った。練習した通りにスムーズにつけて物を私の前に差し出した。


「脱ぐね」

 脱いだ瞬間、ゴムの中は少し黄色がかった液体に溢れた。


「よっぽど我慢出来なかったのか。たくさん出たね。それほど私の事が好きって事だよね。嬉しいな。え、まだ出てるの? ゴムもいっぱいいっぱいって言ってるよ」


 物は小さくなり、ゴムが抜けるくらいになった。私はネバネバの液体が糸を引くゴムの口を縛った。これで液体が出てくることは無い。念の為にトイレットペーパーがあって良かった。トイレットペーパーでカズオ君の物を拭いた。


「もう終わりにする?」

 カズオ君は体を触る前に乱暴に胸へむしゃぶりついた。


「もう胸を吸って、赤ちゃんみたいだね。まだお乳は出ませんよ。生のおっぱい初めて? 可愛いね。もっと舐めていいよ」

 物がまた大きくなって来た。こんなのでまた大きくなるんだ。

 最後までの時に残っているかな。私も少しドキドキしている。下着が湿っているのを感じた。カズオ君が胸や脇、首を舐めている間に下を確認した。

 すごいトロトロだ。初めてでこんなになるって、私はカズオ君の背中を叩いた。

 この決定をしたら、私は昨日までの私とは一つ違う私になる。それは少しだけ怖かった。理性とかそういうのが飛んだ相手に提示してもいいのか。


「ゴムつけて、初めての交換っこしよ」

 カズオ君はすぐさまゴムをつけて、私の中に入ろうとした。


「ここだよ」

 太く膨張したそれは確かな出口に私の手で誘い込まれた。一気に出口から横暴なまでに入り込み、私は痛みを感じた。


「痛い」

 割と大きい声で叫んだのだろう。


「ごめん、その」


「いいよ。動いて」


「でも」


「ゆっくりしてくれたら大丈夫だから」

 カズオ君は気を使ってくれているのだろう。優しく気遣うように運動してくれている。ネットでは初めては彼氏の思うがままにって記事もあったけど、カズオ君はそうじゃなかった。


「ごめん。もう」


「中でいっぱい出してね。ありがと」

 中に出したら分かるっていうのを嘘だ。どれだけ出したかはゴムを見れば分かった。


「その、すごい可愛くて、量が」

 恥ずかしそうに言うカズオ君が愛おしかった。


「もう一回してもいいよ」


「もう三日分出したからもう出ないよ」


「じゃ、一緒にお風呂入ろっか」


「ごめん。また」


「二回戦する?」


「痛いだろうから、次の機会にあと一緒にお風呂は襲いそうだから別にしよ」

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