第4話事務員雇おう

所長「この事務所も、先程の事件解決の事が噂で広まり、忙しくなった」。

「とてもわし一人では対応しきれん」。

「そこで、新しく事務員を雇おうと思っている」。


冬樹「本当ですか?」。


瞬「また、面接するんですか?」。


所長「いや、もう決まっている」。「二人もよく知っている人物だ」。


冬樹、瞬「え!」


所長「わし好みのコミュ力の高い女性だ」。


冬樹(所長の好みって知らないが…)。


所長「実はもう来ている」。


冬樹、瞬{えっ!」。


所長「入って来ていいぞ」。


真優「初めまして、ではないですね?」。


瞬「真優さん」。


真優「今度、こちらの事務所でお世話になります、

渡辺真優です」。「よろしくお願いします」。


冬樹「あれから、両親と一緒に暮らしてしたんじゃないのか?」。


真優「はい、最初は一緒に暮らしていましたが、私も一人暮らしに憧れがあって、

内定していた会社もあったんですが、探偵の仕事をもっと知りたいな、って思うようになったら、所長さんに連絡していました」。

「両親も、ここなら安心して働けると思ってくれたみたいで」。


冬樹「ふたりは?」。


真優「富士宮で暮らすって」。「失われた時間を取り戻したかってようなので」。


瞬「真優さんなら、大歓迎です」。


所長「真優くんには、依頼人の対応、電話番、メールでの依頼のチェック、

それから…」。


瞬(小声)「真優さん、ここの事務所、人使い荒いですよ?」。


真優「大丈夫ですよ」。「辛くなったら辞めますから」。


瞬「えぇ…」。


真優「嘘ですよ。やれるだけやってみます」。「お二人のサポートが出来れば

いいと思っています」。


所長「期待の新戦力だ。冬樹、瞬、二人には今まで以上に働いてもらうからな」。


瞬「ひぃ」。「まだ仕事が増えるんですか?」。


所長「当たり前だ。瞬も雇い、真優くんまで雇ったんだからな」。

「わしが若い頃は一週間寝ずに働いてだな…」。


冬樹(今まで以上にハードになりそうだが、所長と組んでる時よりは

マシかな」。






             調査報告書

という事で新しいメンバーも加わり、これからのより、いっそう忙しく

なりそうだ。

次はどんな依頼が来るのか楽しみだ。





                                 完

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る