エボルブルスの夜明けらじお!!

くろ飛行機

第一回、ちきちき、エボルブルスの夜明けらじお!! 2023年秋 収録!!

パーソナリティ 功刀風牙

ゲスト 浄霊院咲夜、西浄影斗


喋っている人の見方

風:風牙

咲:咲夜

影:影斗


★★★★★


風:第一回、ちきちき、エボルブルスの夜明けらじおINオータム―!!


(音楽~♪)


風:おーっす! みんな元気か!? 今年の秋はなかなか暑さが続いてて、結構しんどいよな。季節の変わり目だし、体調管理に気を付けような。というわけで、今回はくろ飛行機のいきなりの無茶ぶりで、『エボルブルスの夜明けらじお』ってのを放送することになったぜ。記念すべき第一回目のパーソナリティは、俺、功刀風牙がお送りするぜ! じゃあ早速、今日のゲストを紹介していくぜ。

咲:はわわ……えっと……こ、こんにちは……(マイクに近すぎてノイズ発生)

風:ぎこちない笑顔だなー咲夜。こんなのノリと勢いだぜ! ほら、にーーーーー。

咲:にーーーーー?

風:ってなわけで、今日のゲストは、咲夜と……。

影:うわっ(ごつん、とマイクに顔が当たる音)

風:影斗だ! 置き型のマイクの使い方がわからなくて、二人とも混乱してるみてーだな。ちなみに誤解のない様に言っとくけど、エボルブルス本編に出てくる未来の姿の俺、と咲夜とは一切関係がないぜ。

咲:す、すごいね風牙さん。プロみたい! 

風:いや、そう台本に書いてあるだけだからな。

影:(台本を凝視している)

咲:私の台本なんて、『好きに喋って』としかかいてないから……。

影:(こくり)

風:だからーノリと勢いなんだって! 喋りたいこと喋りゃいいんだよ。普段あんまし本編だとこういう緩い時間ねーだろ?

咲:そうだね。最近は暗いシーンが多いし……。

風:そ、だから俺も今日は聞きたかったこととか、話したかったこととか、ゆっくり話していくぜ。

咲:頑張ります!(かわいいガッツポーズ)

影:あの……おれ、いない方がいいんじゃ……。

風:影斗―ネガティブなのは本編だけでいいって! 歌とか歌ってみたらいいんじゃねえの? 思い切ってさ。

影:は?(顔真っ青)

咲:影斗さんには料理を作ってもらうコーナーとかどうかしら?

影:……その方が気が楽でいいかもしれません。

風:じょ、冗談だっての……もーかてえかてえ!

(くろ飛行機からのカンペその1 風牙アイスブレイクから早速話始めてけ)

風:あ‶―、こういうカンペが挟まるのな。アイス、ブレイク? かっけー必殺技みてーだな。

咲:アイスを食べるの? まだまだ暑いものね。

影:えっと……多分違うと思う。場を温めろってことじゃないかな。

(そうそうそうそれそれ! 流石影斗くん!!)

影:あ、はい……どうも……くろ飛行機さんもしゃべるんですね。(すっごい苦い顔)

風:どうやってすんだー?

咲:なるほど。温めるからアイスブレイクなんだね。

影:えっと……一人ずつ1分くらいで自己紹介(ネガティブワード禁止)をして、それに関する質問を他の二人からどんどんしていくっていうのをするみたいです。これはカンペがあるから、それを元に言ったらいいらしいです(くろ飛行機が新たに指示書を渡しました)

風:いいぜ。順番どうする?

咲:じゃんけんするのはどうかな?

影:それで行きましょう。

風:影斗敬語止めたら?

影:今言うのかよそれ。でも、おれは……。

咲:そうね。この機会に仲良くなりたいし、敬語はなしでいきましょ!

影:わ、わかりました。

風:はい影斗アウトな。

咲:あうと!

影:えっ、あ……。

風:罰ゲームに影斗からスタートってのはどうだ?

影:えっ、まじで?

風:歌歌う?

影:何でそうなるんだよ!

咲:それじゃ、影斗さんからスタートで。

(カーン)

影:えっと、西浄影斗、です。歳は12歳、です。好きな、食べ物は、オムライス、です。好きな、動物はハムスターです。か、飼いたいと思ってます。趣味、は、料理を作ることです。最近は、中華料理にハマってます。好きな異性のタイプは……えっこれ言うのか!? んと……優しい人、がいいです。100万円あったら……屋敷の、新しい掃除機がほしい、です。

(カンカンカン)

影: (顔真っ赤)

風:ぱちぱちぱち!!

咲:ぱちぱちぱち!!

影:む、難しいなこれ……。

風:めっちゃカタコトで面白かったな。

影:うっせーな。き、緊張したんだよ。

咲:ハムスターが好きなのね! 私もすきー! 可愛いよね。

影:はい……ゴールデンハムスター飼いたくて……。

咲:私も可愛い動物を飼うの夢なの。ねこちゃんがいいんだけど、わんちゃんでもいいな。

風:猫ならいるじゃねーか。あのうるさいのが。

咲:すいかねこちゃんは、動物じゃないわ。

(遠くですいかねこがくしゃみをする音)

風:影斗って料理本当にうめーよな。前に食べたレバニラ炒め、また食べたいぜ。

影:あれは試作段階だったんだけどな……そんなに喜んでもらえたんならまた作る。

咲:私も、ハンバーグ一緒に作って楽しかった! 影斗さんは師匠なんだよ。

影:そんなことは……。

風:お菓子とかも作れんのか?

影:多少なら。前にシュークリーム作ったことある。

咲:食べたい!

風:また作ってくれ!

影:(照れ臭そうに頷く)

風:100万円あったら掃除機買うの?

影:……思いつかなくて。最近使ってたやつが壊れたから。

風:余っちまうじゃん。

影:そうなったら、そうだな……。

咲:ハムちゃんのお部屋を作るとかどう?

影:それはいいですね。

風:咲夜と話す時だけ敬語に戻ってるぜ。

影:む、難しいな。やっぱり咲夜様はその、目上の人、だからちょっと……。

咲:同い年なんだし、いいじゃない。

影:がんばり、ます。る。

風:じゃあ次! 咲夜な! 俺最後。

咲:わかった。頑張ります!

(カン)

咲:こ、こんにちは! 私の名前は浄霊院咲夜といいます。年齢は12歳です。好きな食べ物は、そうね……たくさんあるけど甘いものが好きね。おじいさまがよく買ってきてくれる京都のスイーツが好き。お抹茶とか、あんこがいいわ。花を育てたり、本を読んだりするのが好き。2年間いた夜桜庵にはたくさんのお花があって、毎日水をあげるのが楽しみだった。最近は、風牙さんに教えてもらった、マンガを読んでます。かっこいい人が出てきてとっても面白いの。好きな異性のタイプは……その漫画に出てくるヒーローみたいな人、かな? 100万円あったら、旅行に行ってみたい。いろんな場所に行ってみたい。

(カンカンカン)

風:ぱちぱちぱち!!

影:ぱちぱちぱち。

風:甘いもん、俺も好きなんだけどさ、咲夜は和菓子派なの?

咲:どちらかと言えば和菓子派かも。洋菓子も好きよ。

風:影斗は甘いもん好き?

影:好き。おれは洋菓子の方がよく食べるかも。

風:今度みんなでスイパラ行こうぜ! 好きなもん食べ放題!

咲:たべ、ほうだい?

風:そそ、スイーツバイキングだからな。

咲:(ごくり) 行きましょ! 約束だからね?

風:行きたいとこいっぱいあるよなー。花好きなら植物園とか?

咲:行きたい行きたい!! 南国の植物とか興味あるの。

風:んじゃ、決定な! 楽しみだな。

(くろ飛行機からのカンペその2 いちゃいちゃすんなそこ! ラジオじゃないとこでやれ)

風:いちゃいちゃなんてしてねえっつーの。影斗は行きたいとことかねーの?

影:おれ? おれは……特にないかな。

風:何でだよ。ディズニー行こうぜ。ユニバは? ゲーセンとかカラオケ!

影:おれなんかが行っても……。

風:誰かが行くなって言ったのか? 行きたくねーならいいけどさ、別にそんなことねえなら行ってみてもいいんじゃねえの? ちなみに俺はディズニーもユニバも行ったことねえ!

影:……ごめん。こういう時なのに、おれ。

風:もー!! 落ち込むなって! いいんだよ気にしねーっての!

咲:影斗さんは良い人すぎるのよ。だからもうちょっと、肩の力を抜くといいと思うわ。私が言えたことではないけど。

影:ありがとう……ございます。

風:気を取り直してさ、影斗は気になったとこねーの?

影:漫画、気になる。

風:あーあれな。俺がおすすめしたら、咲夜がすぐツーハンで買って。

咲:そう! タイトルはちょっと放送コードに引っ掛かるから言えないけど、とっても面白いのよ。主人公のちょっとだらしなくてかっこいいお兄さんが大切なものを守るために命がけで戦うの。夜に読んだら感動して寝れなくなっちゃった。

風:話、はちゃめちゃでそんな感じじゃねーんだけどな……。ギャグだし。

影:今度おれも、読んでみたい、かも。あんまり漫画とか、読んだことなくて。

風:俺が持ってるの、全部貸すぜ!

影:……ありがと。

風:えっと、そろそろ次行くか。

咲:最後は風牙さんね。それではどうぞ!

(カン)

風:俺の名前は功刀風牙!! 歳は14、血液型はB型! 好きな食べ物は肉! 魚も好きだし甘いモンも好きだ。野菜は……普通かな。好きなことは、体を動かすこと! 食べることも好きだし、寝ることも好きだ! 鍛錬の後に風呂入るのが好きだな。最近ハマってんのは、色々ありすぎて言いずらいな。例えば、くだものどうぶつシリーズのグッズ集め。この間給料勝手に使っちゃって、じいちゃんにめっちゃ怒られたな。好きな異性のタイプ? うーん、かわいい子がいいな! あんましよくわかんねー。100万円あったら、どっかに寄付すっかな。俺じゃお金の使い方あんまし上手くねえから、誰かのために使ってくれた方がいいに決まってるしな。

(カンカンカン)

咲:ぱちぱちぱち!! すごいね、めっちゃ上手!

影:ぱちぱちぱち。

咲:自己紹介のプロね。とってもわかりやすかった!

風:言いたいことありすぎてうまく言えなかったけどなー。

影:好きなこと、たくさんあっていいよな。おれも見習いたい。

風:俺は気になったことは何でもやってみるから、興味あることが増えていく一方だぜ。

咲:そういえば風牙さん、お給料もらってるのね。

風:想術師免許持ってるからなー。

(くろ飛行機からのカンペその3 おいくらもらってんすか)

風:ゲスい質問だなくろ飛行機! そういうとこだぞお前。俺は安月給なの!

咲:それでも、お給料もらえるのすごいね! 私もお仕事してみたい!

影:……なんだこれ。教えて、影斗せんせーのコーナー? は?

風:くろ飛行機、影斗に言わせたいだけじゃん。

影:(すっごい嫌な顔) ここからは、おれが想術師の気になる質問に答えていきます……。

咲:やるのね。影斗さんえらい。

風:なーなー。この機会にさ、くろ飛行機に言いたいこと言うコーナーやらね?

(くろ飛行機からのカンペその4 は?)

風:影斗とかさ、特にストレスたまってんだろ。やり玉に挙げられてさ。俺もそうだけど。

(やり玉て、お前。ほら、よく言うだろ、かわいい子には旅させよってやつ)

咲:くろ飛行機さんは、みんなをいじめるのが好きだからね。

風:そうそう。何が旅だよ。じゃあ俺ら旅に出してよ。旅のシーン書けよ。

(ぐさ。ちょ、ちょっとみなさん? 何そんなノリになってんの? なんで?)

風:よっし! 決まりな。まずお前さ、自分に自信なさすぎなんだよな。書いてる時割と楽しんで書いてるんだから、もっと自信持てよ。

咲:そうね。今だって、私たち独立して喋ってるんだし。キャラクター性の確立とかはできてるんじゃないかしら?

風:あとさ、読んでくれる人が少ないからーとかってあんまし拗ねんなよな。すぐ拗ねるしお前。

咲:創作をしてる人って、少なからずそういうのは思うものなんじゃないかしら? 私にはわからないけど、きっとそれは純粋に作品を愛してからこそ生まれる感情だと思うの。

風:いいこと言うな咲夜!

(う、うう……泣きそう)

風:影斗は? 言いたいこと言っちゃえよ。

影:え、でもおれは……。

風:ちょっと思ってること言うだけじゃん。

影:……わかった。その……キャラの立場から言うんですけど、おれを愛してくれるのは嬉しいです。作者から愛されるのはとっても光栄なことですし、おれも嬉しいんですけど、作画さんとかに、やたらおれの絵ばっか頼もうとするのはどうかなって。おれは嬉しいけど、もっと頼むべき絵がありますよね?

風:くろ飛行機、アクキー企画の時、影斗の絵を猛烈に頼みまくったらしいぜ。今日くらいにもらえるかもって。

影:おれの絵のことになるとやたらめったら口出すし……あと、おれの絵をスマホの待機画面とホーム画面両方に設定してニヤニヤするのはやめてください。ちょっと……気持ち悪いです。

風:(爆笑)

咲:(爆笑)

(カンカンカンカンカン)←くろ飛行機ノックアウト

風:ちょっと……面白すぎな……最高。

影:風牙笑いすぎだって。

風:よく言った!! 

影:(笑顔)

風:さて、ここでエボルブルスの夜明けらじおミュージックのコーナーだ。このコーナーではくろ飛行機と揺井先生が選ぶ……って今回は揺井先生いないのに勝手に名前言っていいのかな? まあいいや! くろ飛行機怒られろ。まあつまり、勝手に主題歌にしてるイメソンなどなどを紹介するコーナーだ。記念すべき第1回の曲は、夜明け第一章のオープニングソング(※勝手に設定してるだけです。申し訳ありません)、ACIDMANの『風が吹く時』。それではどうぞ!


(♪音楽を皆さま各自でお楽しみください♪)


風:どうだったか? この曲のお気に入りポイントは、歌詞だそうだぜ。俺たち3人の名前がちゃんと入ってる。

咲:あ! そういえばそうだね。気づかなかった!

風:楽器の演奏も神がかってるから、みんなぜひ聞いてくれよな! というわけで、第一回エボルブルスの夜明けらじお、お別れの時間が迫って来たぜ。

咲:すごく楽しかった!

影:おれも。緊張したけど、楽しかった。

風:俺たちは時間でラジオを区切れないから、文字数で区切るんだとよ。大体5000字目安なんだって。

咲:ちょっと最後に、お給料の話私気になってて。

風:えーもういいじゃん。

咲:教えて影斗先生のコーナー、ちょっと私聞きたかったなー。

風:じゃあ尺オーバーするけど、最後にやっとく?

影:えっ……えっと、おれ想術師じゃないし、風牙が説明したほうがいいと思うけどな……想術師の給料は基本給+出来高制なんだって。勤め先の局によってルールが違うけど、基本的にはこれ。風牙は二級想術師だから、その分の基本給と、あとは傀異討伐数とか組織貢献度とかによって加点方式で給料が増える。

風:俺、全然仕事充てられねえからすっごい安いの。なんでだろうな。

影:風牙はなんか特例で、総務局……つまり事務とかする庁舎なんだけど、そこに勤めてることになってるらしい。おれもよくわからないけど、だから任務がないんじゃないかな?

風:初めて知ったぞ! 意味わかんねー。

影:またおいおいそんな設定が出てくるかもな。

風:文句言ってやる! ちなみに俺の給料、月5万な。

咲:それって高いの?

影:安いんじゃないですかね? あとろうどうきじゅんほうって法律に、しゅうぎょーねんれー? っていうのが定められていて、14歳は働けないことになっているみたいです。だから安いんじゃないかな? ちなみに、厳夜様(会長職)の給料は……え。

咲:(影斗と一緒に顔真っ青)

風:は? 俺の、一、十、百……。

(くろ飛行機からのカンペその5 終わって!)

風:おほん。それでは、駆け足気味になっちまったけど、第一回エボルブルスの夜明けらじお、これにて終了だ! ここまで聞いてくれたみんな、ありがとな! 次回は……あるのかわかんねーけどまた本編で会おうな!

咲:ありがとうございました! またおしゃべりしたいわ。

影:ありがとうございました。おれなんかが出てもよかったら、また……出たい、です。

風:おっと、忘れるとこだったぜ。最後にお知らせだ。俺たちが出演してる『復讐は夜明けと共に』第3章が、10月9日午後9時より、連載再開だ!!

咲:わーーー!!

影:ぱちぱちぱち。

風:二章終盤で、めちゃくちゃになっちまった浄霊院家。傷ついたみんなはこの逆境にどう立ち向かっていくのか。そして出てくる新たな敵、明かされる衝撃の真実。

物語が加速していく第三章をお見逃しなく、だ!!

咲:私と影斗さんがとっても活躍するって聞いたわ。

影:(嫌な予感)

風:と、いうわけで第一回エボルブルスの夜明けらじおはお開きだ。みんな、ありがとな!

咲:ありがとうございましたー!

影:ありがとうございました。


(音楽♪)


放送終了。



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