第6話みんな!ダンジョン行こうぜ!
『ほんとにここ?』
「あぁ、ここにダンジョンがあるらしい」
目標であるダンジョン攻略のために近くの森の中にあるとされているダンジョンを探していた
『てか、こんなところのダンジョンどうやって見つけたんだよ。まだ世界が変化して1週間経ってないぞ』
『あれじゃない!?』
ネイの指さす先を見てみると祠があった
『俺はダンジョン見たことないがさすがに違うだろ?』
『僕が行った場所とも全然違う』
イッテツとセナが疑うのは当然のことである。なぜなら、この祠には入り口のようなものはないし、そもそも人が入れるサイズじゃない
『私の勘がこれだって言ってるんだけどな』
「これで正解みたい。詳しく読んでみたら、これの扉の中にある玉を触るとダンジョン内に転送?されるっぽい」
その言葉通りに祠の真ん中にある20㎝位の扉を開け、青色の大きなビー玉に触れた。すると次の瞬間には見覚えのあるダンジョンが広がっていた
『これがダンジョン』
「初めて入った気分はどう?アヤメ、イッテツ」
『早く闘いたいな』
『アヤメ。ゲームじゃないんだから戦闘狂もほどほどにね』
『なんか不思議だな。入り方なんて意味不明だし』
「そうだね。帰りもこの玉に触ればいいのかな」
5人の後ろにも大きなビー玉のようなものが浮いていた。それを背に5人はダンジョンを進んでいく
「戦闘前におさらいだけど、イッテツがタンク、ネイとアヤメがアタッカー、俺とセナが後衛だ。回復はネイが作るポーションだより。」
『私が薬師取ったの暗殺者として毒作れそうだからなのに......』
雑談をしながら青い線も越えて進んでいくと、狼のような見た目のモンスターが現れた
『あれがモンスターか』
『もしかしてビビったのイッテツ?タンクのくせに?』
『あ?』
喧嘩を始めたイッテツとネイ。その間にモンスターの首はアヤメの刀によって落とされた。
『思った以上の切れ味で驚いた』
『俺の初陣なのに......』
「まぁ、モンスターなんてたくさんいるよ。多分」
5人は修練を積むため長い時間を一階層で過ごした後に進んでいくと下に向かうための階段が現れた
(予想道理だけど次の階層にはどんなモンスターがいるかな)
五人は階段を降りて次の階層を歩き出した
『2階は狐か』
相手がこちらに気づいた途端に狐の体の周りに火の玉が現れた
「わああ!もしかしてあれ魔法じゃない!」
『きたーーー!』
初めて見る魔法に興奮しているアオとネイ。すると、自分たちに危機が迫っていることに気づくのが遅れ、火の玉が当たるぎりぎりでイッテツの大盾が火の玉と二人の間に入った
「ふぅ、危なかった」
『お前らバカとアホだな』
『ほんとに呆れるよ......』
楽しみつつ2、3、4、階層と駆け抜け、5階層の探索をしていると。大きな扉が出てきた
『これってさ......もしかして......』
『ボス部屋きたー!』
「一旦スキルポイント振るわ」
『あっ、私も!』
ボス部屋の前で各々が貯めたスキルポイントを振る。アオはイメージ共有というスキルを入手し残りのポイントで攻撃力上昇のスキルレベルを上げた。それぞれスキルを獲得したり、スキルレベルを上げたりした。そして、全員のボス戦前の準備が終わった。
「じゃあ、準備いい?」
『もちろん!』
「じゃあ開けるよ」
『今更なんだけど、この大きい扉開けられるの?』
『わあ!開いちゃった!』
「ネイ実はめっちゃ力強い?」
『ほとんど触っただけで開いたよ?』
しかし、開いた扉の先にボス部屋が広がっているわけではなかった。扉には黒い膜のようなものがあり、それをワープゲートと予想した一同は飛び込んだ
「予想は......当たりだね」
『あれがボスか』
5人の前には5mほどある狼男が武装したようなモンスターが雄たけびを上げていた。
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