占い師に言われて始めたエッセイ

くろねこユミ

第1話 きっかけ

こんにちは。ユミです。

この小説の題名通り、エッセイを書いてみようと思い立ったきっかけは占い師からの一言でした。


「今年の1994年10月27日生まれの人は、エッセイを書きましょう。」


この占い師、胡散臭いと思いましたか?

一応占いの内容は当たってたし、私自身その内容に満足しているので、念のため釈明させて頂きます。

この占い師、胡散臭くないです。


そもそも何故占ってもらおうと思ったか。

恋愛がすこぶる上手くいかないからです。

田舎在住のアラサー。周りの友達は次々に結婚していく。焦りしかありません。

残り物になってしまうという焦り。訳ありになってしまうという焦り。


一応、いっときは開き直ってました。

「焦らず行こう。ご縁だから。そのうち出会うさ。」


でも心の中は、常に結婚と周りと自分を比べていました。

何人かと付き合ってみたけれど、なんか違う。価値観が全然合わない。

最後に付き合った人なんか1ヶ月で関係を終わらせてしまった。

もう自分はどんな人と付き合いたいのかもわからない。

そもそもこの田舎で私の運命の人はいるのか。

最近母親との関係も上手くいかないし。

どうしたらいいんだろう。


そこで職場の先輩から聞いた、「よく当たる占い師がいる」という話。


占いは好きです。でもコアな好きではなく、多分普通に好き。

いつか占って欲しいなと思いつつ、なかなか実行に移さなかっただけ。

みんなもきっといくつかある、「〇〇やりたいな」と思いつつ、その瞬間が去ったら多分1年後にまた思い出して、それを何年も繰り返す感じ。


たまたま先輩から占い師の話を聞いた時、婚活で悩んでたから行動に移せた。


いざ当日。

婚期とか母親との関係について助言を頂いたけれども、今回はこのエッセイを書くきっかけについて書く章だから、それらの内容は割愛します。


何を言われたかというと、私自身、自分の言葉でアピールをするのが苦手な人。不器用な人。本や映画で表現力を磨くのがいい。もともと五感が敏感だから、芸術や文化に触れるのに向いているタイプ。今年の1994年10月27日生まれの人は、エッセイを書くと良いってズバリ言われているから、ちょうど良い。何事も溜め込まず、なんでも書いてみると良い。書いて、順番に1つずつ処理していきましょう。それを人に伝えましょう。あなたの表現力は人を巻き込む力があるから。


確かに私は芸術や文化が好き。

現代アートの思索の時間が大好き。

宗教やその土地の信仰に関して学ぶのも好き。

本も読むし、今まで現代アートで見てきた作品の考察を書いたこともある。

だから、エッセイを書きなさいと占い師に言われて、ちょっとワクワクした。


これで私の悩みがスッキリするなら、ちょうど良い機会なのかもしれない。

あわよくば、同じ悩みに押しつぶされている世のアラサー女子と繋がれるかもしれない。


という、本当に軽い気持ちで始めたのが、これ。

占い師さんに、私の表現力は人を巻き込む力があると言われたけれど、全然そう思わないし、日記みたいな感じでこれから書いていくから文学のような表現とかできないし、というかちゃんと続けて投稿して、最後まで自分のエッセイを終わらせることができるのかもわからないし、そもそも何を書けば良いのだろう。勝手に私の約30年間の人生を書けば良いんだよね?って今も書きながら自問自答している始末だし。


とりあえず、騙されたと思ってやってみよう。

やり遂げたところで、マイナスにはならないような気がする。

自分の今までの人生を文字にして向き合ってみる。

綺麗な人生なんて歩んでいないから、途中胸糞悪くて私に殺意を湧く人もいるだろうけれど、そこは仕方ない。

主な目的は自分と向き合うことだから。


それでは、長くなりましたが...

私、ユミの約30年間の歴史へようこそ。

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