詩 『青く染まる』

一乗寺 遥

青く染まる

戻るとそこは青い

冷たいタイルのような

じとりじとりに足を下ろす


すっと瞬時に染まる

あっという間に


目が青に浸かっていく


次第に青に溺れていって

やがてこれまでを染め

全てを変える


捕らわれる意識の中で

閉じ込められた記憶と傷を感じる


流れる血でさえも

深い海になる


全て変わってしまった


踏み出す

その足元を見るのは誰だ

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詩 『青く染まる』 一乗寺 遥 @yoichijoji56

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