ツクヨミの娘たち

加賀屋 乃梨香

第1話 主な登場人物 & あらすじ

主な登場人物


御剣みつるぎ 瑠奈るな・・・・・ 高校生。幼いころから義兄、杜若と一緒に剣道に励んでいる。17歳の誕生日に初めて自分の出自を教えられ困難な状況に巻き込まれていく。育ててくれた養父母の長男 杜若 に兄として以上の思いを持っている。


武ノ内 《たけのうち》 たまき・・・ 瑠奈の父親違いの姉。銀行員。幼いころから祖父に育てられ中学生から大学生まで、私立アルテミス学園の寮で過ごす。寮生活時代から長期休暇は、御剣家で過ごすようになり、自然と杜若と恋人同士となる。


御剣みつるぎ 杜若とじゃく・・・ 瑠奈の義理の兄。剣道、合気道の有段者。幼いころから両親に、瑠奈、そして後には、環をも守るよう依頼され、自身も

そのことに疑問を抱かず武道に励んできた。現在は、こどもたちに武道を教える時間を作るためと自分も鍛えるためにジムを経営している。


御剣みつるぎ さとし・・・・・ 杜若の父。瑠奈の養父。古代史のライター。

御剣みつるぎ 曜子ようこ・・・・ 杜若の母。瑠奈の養母。明るく、家族に愛情深く養女の瑠奈もその姉の環もお姫様のように大切にしている。


武ノたけのうち 安寧やすし・・・ 環の父方の祖父。民族学者。山間の古い一族の噂を聞き柘枝村つみのえむらと呼ばれる村にたどり着く。その後、自身の息子を亡くし、父を失った孫の環を育てるが、事情で環のことを紫と御剣家へ託す。


藤ノふじのみや ゆかり・・・ 瑠奈の腹違いの姉。元国土交通大臣であった父、衛倒 晋平えとう しんぺいが、紫と瑠奈のために創立した、中、高、大学と併設された、私立アルテミス学園の講師をしながら実は、同学園の真の理事長である。


鳥生とりい 十全じゅうぜん・・・ 私立アルテミス学園の表向きの理事長。紫の父衛倒が、紫と瑠奈のボディガード兼教育係兼執事として雇った男性。滅ぼされた八咫やたの一族の末裔であり、家族ともども衛倒に助けられたため、命がけで紫を守る。紫のためなら、きつい言葉も躊躇なく浴びせるが、二人から絶大な信頼を得ている。紫衛の父。


鳥生とりい 紫衛しえい・・・・  紫の幼馴染で十全の息子。生まれた時から紫を守ると名づけられ、そのことに何ら疑問を持っていない。父ほど一族に執着していないため、命がけで紫と瑠奈を守るがその対価は、紫に請求している。

私立アルテミス学園の弓道部コーチ。


武ノたけのうち 珠緒たまお・・ 環と瑠奈の母。故人。

武ノたけのうち りょう・・・ 安寧の取り換えられた息子。

環の父。衛倒 晋平の誘拐された弟





あらすじ


 皇紀3542年。黄國きのくに

 瑠奈は、物心ついたころから御剣家で育てられた。養父母や義兄の杜若から大切に扱われ何不自由なく育つ。養父は、フリーライターで養母も専業主婦なのにお金持ちのお嬢様が通う私立アルテミス学園に通っていることや、本当の両親のことも知りたいと思いながら、聞けないままでいた。

 6歳年上の離れて過ごしていた実の姉 環が、御剣家を訪れるようになってから、嬉しい反面、出来の良い姉に大好きな義兄の杜若をとられたような寂しさも感じていた。

 17歳の誕生日に家族が祝ってくれるからと、寮から御剣家へ向かうはずが、養母の曜子が何者かにさらわれ、家中が荒らされていたため紫に止められる。

 その後、環の祖父である武ノ内から自分達の出自や亡くなった母のことを教えられ、曜子を助けるため戦う覚悟を持つ。

 環と杜若、瑠奈と紫衛の二組に別れ、実母珠緒の故郷である柘枝村を探す旅にでる。




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