まとめ②

【公開可能なキャラ設定】


[名前]

 羽根宮はねみや はじめ

[性別]

 男

[年齢]

 30歳

[身長]

 180cm

[区分]

 魔術師

[詳細]

 羽根宮教会の神父。

 青みがかった長髪を背中で束ね、顔には眼鏡と不気味な笑顔を張り付け、高身長なのが主な特徴の男だ。

 だが、その正体は緑崎の地に派遣された魔術協会からの刺客。”監視者”と呼ばれる存在。

 緑崎市内の魔術情報を常に管理、監視しており、警察やマスコミ内部にもその力が及んでいる。

 監視者ではあるものの、戦闘能力は皆無に等しく、冴島 美恵子と殴り合った場合は速殺KOで敗北する。

 そんな彼が長けていることは、主に魔術義肢の制作技術である。

 彼の魔術義肢装具士としての能力、技術は一級品であり、冴島 美恵子の失った手足を化け物狩りを取引条件とすることで特別に再現している。

 性格は.......よく分からない。楽観者ではあるが、危機感を覚えないわけではないので、常に心に余裕を持ち合わせている。


[来歴]

 不明。



[名前]

 アリシエラ

[性別]

 女

[年齢]

 未公開(成人済)

[身長]

 159cm

[区分]

 魔術師

[詳細]

 金髪で修道服を身にまとうシスター。

 緑崎市内で引き起こされた騒動の後始末、加えてその主犯となった魔術師の始末を魔術協会から命令され、外国より派遣された協会直属の魔術師。

 性格は冷酷。また男勝り。


[来歴]

 不明。




【公開可能なクリーチャーの設定】


[仮名称]

 白い怪物(出生時未成長体)

[詳細]

 赤い女体の腹部から産まれた怪物。

 身長2m超えの筋肉質な細身体型で、その全身の肌は真っ白色に染まっている。

 この異形には人体としてあるべきあらゆるものが存在しない。例えば生殖器。例えば肛門。例えば目、鼻、口、耳、髪、内臓も含めて、人間として必要なものがないのだ。

 しかし、そんな怪物に唯一あるもの。それは、本来耳が付いている位置にまで裂け伸びた巨大な口である。

 赤い化け物と同じく人を襲って喰い殺す習性があるが、それに加えて生まれた瞬間に自身を産んだ女体と赤ん坊を捕食する習性がある。これにより体内に2体の異形の魔力を蓄え、引き継いでいる。

 この時は後に公開する"成長体"とは違い、体は細く、まだ背中に触手は存在しない。が、既に魔力障壁は体表で発生している。

 故に、この状態でも冴島 美恵子をある程度まで追い詰めることが可能である。

 しかし、所詮は誕生したばかりの命。脳機能的には人間の赤ん坊とほとんど変わらない。



[仮名称]

 白い怪物(成長体)

[詳細]

 繁華街にいた多くの人間を捕食し、膨大な魔力を蓄えた結果成長してしまった白い怪物の姿。いわば本来の姿である。

 細かった筋肉はさらに膨張し、身長は3m近くにまで肥大化。

 さらに背中には伸縮自在に独立して動く口の付いた8本の触手が翼のように伸びている。

 また、魔力障壁は未成長体時よりも強力なものになっている。




【簡単な用語解説】


・魔力

 有機物から無機物。生物から非生物。ありとあらゆる所に存在する特殊なエネルギーの総称。

 主に”自然魔力”と”生物魔力”の2つの種類があり、大気中に漂っているのが自然魔力。そして、その自然魔力を生きている生物が無意識化で吸収し、魔力器官を利用することに生成されるのが、”生物魔力”である。

 また、魔術行使の際にメインとして使われるのは”生物魔力”の方である。


・魔力器官

 生物の脳の中枢に存在する自然魔力を生物魔力に変換し、生成する器官の名称。

 その性能は個人によって差異があり、生成速度が速い者がいれば、質の高い魔力を生成できる者もいる。


・魔術

 生物魔力を使って自然界の奇跡を再現する秘術の名称。

 原理としては、生物魔力を体外へと放出し、その魔力で魔術陣を形成。

 魔術陣には自然界の術式が刻まれており、その魔術陣に生物魔力を通すと、初めて魔術陣を行使することができる。

 しかし、これらは便利ではあるが万能ではない。再現できる奇跡や規模には限りがあり、その再現できる奇跡の範囲は現代科学とほぼ大差が無い。

 故に、瞬間移動だったり、時間操作、並行世界への移動だったり法則の書き換え。そんな反則じみたものは存在しなくはないものの、ほとんどの使用が制限されている。あくまで、人間ができる自然界の再現程度なのである。


・魔術師

 魔術を研究し、開発、行使し、その存在を秘匿する者達の名称。

 彼らには一般社会における倫理観などといったものは存在せず、魔術の発展や自身の魔術師としての成功のことしか考えていない。いわば、究極の自己中的存在といっても過言ではない。

 しかし、そんな彼らも”魔術の秘匿”というものは絶対の掟として捉えており、好き勝手に研究するにしても、その情報が外部の一般社会に漏れ出さないように日々配慮して生活している。

 ......だが、一部には魔術の研究や開発というものを捨て、一般社会に溶け込んで普通に暮らす者もいる。


・超能力者

 魔力を使用せずに、ある特定の奇跡を再現できる力の名称。また、行使する者達の名称。

 生まれながらにして脳自体に術式が刻まれており、その為、魔力を通すことなく念じるだけで奇跡を引き起こすことができる。

 数千万人に1人の確率で世に発生し、なんらかの出来事によって力が発現すると言われており、場合によっては魔術を知らない一般社会の人間でもなってしまうことがある。

 しかし、脳自体を奇跡という軸に結び付け、脳だけを酷使することによって奇跡を起こしているので、使用する度に脳に重い負荷が掛かる。

 故に、やがては......さて、どうなることやら。


・空間干渉能力

 南 弘一が幼き日に交通事故に合った際に発現してしまった超能力。

 その名の通り、空間に干渉できる能力であり、強くイメージするだけで空間を好きに動かすことができる。

 潰す、叩く、捻る、斬る.......その方法は様々。そして、干渉した空間に何かしらの物質が存在した場合、その物質をも巻き込むことができる。

 例えば、人の片足を内包した小さな空間を右回りに捻ったとする。すると、捻られた空間ごと片足もぐしゃりと捻られる。捻られた空間は、すぐに世界に修正されて元に戻るが、片足は元の状態に戻ることは無い。

 また、ダイヤモンド並みの固さだったり、魔力障壁などによる防御だったりなどをがされていたのだとしても、無意味に干渉してまとめて破壊することが可能。

 こういったように、非常に危険で強力な能力である。

 しかし、脳への負担は非常に大きい。

 なので、南 弘一はその負荷をなるべく抑えられるように、動きを付けることによってイメージを補完している。赤い化け物に接近して殴ったり、白い怪物に接近して刀で切りつけたりなど。

 わざわざ危険を犯してまで接近戦に持ち込んでいるのは、これが理由である。

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