あとがき。

 というわけで「12月24日のある日にクラスのお嬢様がお忍びで牛丼屋で「大盛りねぎだくギョク」を食べてるところに遭遇したンゴ。」

 でした。

 最後までお読み頂きありがとうございました。


 最初は完全にノリで書いてたので、最後を決めずに書いてましたね。


 まあ、主人公の山田の下の名前とか出してなかったし、一之宮杏香って名前も変だよなぁとか思いながら書いてました。


「山田」という苗字は日本ならどこにでもいるありふれた苗字でしたし、一之宮の苗字にしても「イッチ」というネット掲示板独特の表現でもありましたし、杏香なんてそのまま「安価」ですからね。


 九重さんの苗字はなんかそれっぽいなぁと思って途中から参加させて登場人物ですね。


 ネット発症の祭り然り、某電車男然り、こんなんあるはずないやろっていうのと、こんな出会いとかあったらいいなぁというのの境目を書けたら楽しいだろうなと思って書いていたので、楽しんでいただけたなら幸いです。


 僕自身がネット掲示板、所謂「2ちゃんねる」や「5ちゃんねる」を知ったのが22歳の時だったので、ネット掲示板を知らないお嬢様がこのどうしようもない奴らの集まりのネット掲示板でしょうもないけど面白い奴らの存在を知ったらどうなるのだろうと想像して書いたので、自分でも予測の付かない事になってて楽しかったです。


 元々はもっと短く短編として書くつもりだったんですけどね。

 思ったより一之宮お嬢様がキャラとして勝手に動いてたので面白かった。


 昨今はやれ「親ガチャ」とか「毒親」とか一応総貧民とか色々あるわけで、そんな中での主人公らしくない主人公山田がこんな形になるとは思ってもなかったです。


 今作は僕の作品の中でも非常に登場人物が少なくて、それでも楽しく書けたのは自分にとってとても身のある作品になりました。


 最後までお読み頂きありがとうございました。

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12月24日のある日にクラスのお嬢様がお忍びで牛丼屋で「大盛りねぎだくギョク」を食べてるところに遭遇したンゴ。 沖野なごむ @rx6

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