お兄ちゃんとデート
「ひゃっ、ううっ!」
「ふぇっ、だ、だからお兄ちゃん、やらぁだってばぁ!」
友葵は快感に耐えながら訴えて来たが、ろれつが上手く回らない様子だった。それを見ながら涼しい顔で、『ん? どうしたのー。トモちゃん』と優しい兄を演じた。そして、揺れる車内の中で弟を鬼畜にもローター責めにした。
「ふぁっ、あぅ、んんん、だっ、だからそれ、やっ、やっ、やぁーのなのぉ!」
そう言って眉をハの字にして、顔を真っ赤にしたまま泣きべそをかいていた。フガフガしながら必死で訴えてくる弟がなんとも可愛い。これが外じゃなかったら、もっと悪戯をしてやりたい気分だった。弟に密かなる欲情を堪えながらも、俺はそのままシラを切った。
「あ、雷切丸のヒーローショー2時からだ。後少しで電車が到着するから、そしたら一緒にマックでお昼食べてから行こうか?」
「ら、ら、らいきりまるぅっ……」
友葵は顔を真っ赤にしながら、ぼーっとした顔で口からヨダレを垂らした。恐らく何回かは立ったままイッたに違いない。その証拠に弟は顔を恍惚させたままとろけていた。
「楽しみだね、トモちゃん。お兄ちゃんも雷切丸見るの楽しみだ、な~!」↑↑↑
そう言って最後に声を上げるとローターのスイッチをパワーMAXに上げた。その瞬間、友葵はビクッと身体が反応すると目が白目になって昇天した。そして、涙を流しながら鼻水を垂らし。口からもヨダレを垂らしまくった。まさに『イッちゃいました♡』という表情で、アヘ顔を俺の前で曝した。
うん、これぞ芸術!
ああ、うちの弟はホントに悪戯し甲斐があるな。
俺はアヘ顔を見せた弟を観賞しながら平然と携帯をイジって友人にLINEを送って時間を潰した。
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