はじまり

「うっひっぐ……ひっぐ……ひっぐ……」


 友葵は下半身から潮を吹いたあと、顔中を涙でグチョグチョにして泣いた。そして、白いシーツは、弟の出したモノでビチョビチョに濡れていた。


「トモちゃんいっぱい出したね? もしかして気持ち良かったのかな?」


 そんな風に言いながら俺は、ニコリと悪戯に微笑んだ。


「こんなにびしょびしょにお布団濡らしてママに怒られちゃうね? いいかいトモちゃん。この事はお兄ちゃんと内緒だよ?」


「ううっ……ひっく……ぐすっ……」


 そう話すと、友葵は泣きながら鼻をすすった。


「ママやパパに言ったらトモちゃんとお兄ちゃん、離ればなれで暮らすことになるから、絶対に秘密だからね?」


 俺は友葵に口止めを要求すると、弟は意味がわかってない様子で泣きながら頷いて返事をした。


「うぇっぐ……ひっぐ……ひっぐ……トモちゃんお兄ちゃんと約束する……ひっぐ……ひっぐ……。だから約束するから、ゾウさん触っちゃいやらぁ……!」


 友葵は泣きながら約束をすると、アソコをヒクヒクさせた。その厭らしい姿がなんとも可愛いかった。



――可愛い俺の友葵。



 お前をお兄ちゃんの性奴隷にして可愛いがってあげる。だから次も楽しみにしててね、トモちゃん。お兄ちゃんとの内緒の時間は、まだまだこれからだよ。


フフフッ。


 泣いている弟の傍で、俺の中の悪魔が囁く。それは弟にも言えない俺だけの心の闇だった。



 さあ、次は何して遊ぼうかトモちゃん――。



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