第4話千茶は家族

昨日は、パチンコは打たなかった。

今日、仕事から帰宅していくつか更新してから、千茶に電話したら病院の待合室だった。

よりによって、2回もコールしたので、申し訳無かった。

まぁ、そんな日もある。

さて、千茶はうちの母親とも顔見知り。

千茶が名古屋に来た時は家族のように接している。

関西圏に何十年も住んでいるのに、千茶は標準語。僕は名古屋に23年住んでいるのに鹿児島訛り。

我ら親子は、千茶を家族の一員として位置づけ、付き合っている。

ただ、千茶は嚥下にちょっと障害があり、いつもの酒飲みの時、むせる。それは、酷いくらいに。

後は、タバコは吸わないし、僕みたいな薬の量ではないので、長生き出来るだろう。

息子も千茶と電話したことがある。

弟も千茶と一昨年、年末年始を僕の家で過ごした。

だから、もう家族の一員なのである。


ただ心配なのは、その嚥下障害と過眠症。

寝ても寝ても眠たいのは、眠りが浅いからでは無かろうか?

今日は病院だから、何らかの対策をしてくるに違いないが、めんどくさいと言っていつもの薬だけになるかも知れない。

千茶が冬に名古屋に来たら、もう、ジビエ料理の季節。

僕は田舎モンだから、イヤというほど、野鳥や野獣を食べて来たので、千茶には珍しい料理なのかも知れない。

しかし、去年食べた鹿とイノシシは、特有の臭みが無くてガッカリした。

ジビエはクセがあるから美味しいのだ。

階下のフレンチビストロがジビエ専門店だが、1人1万円するそうな。

だから、都会は嫌いなんだ。

鳥獣駆除で獲った獲物が処理されて、1万円はちょっとねぇ〜。

もっと安い、今池のジビエ専門店でエビス飲みながら鹿食っている方がまだ、ましか。

千茶が帰宅する頃は、酔っ払っているだろう。

電話は9時にしてみる。

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僕と千茶の歩く道 羽弦トリス @September-0919

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