第11話

教室で、優が睨んで行ってしまった。


「だ、大丈夫夏?」

秋ちゃんが心配してくれる。


「さっきのは本当にわざとじゃないんでしょ」


「・・・そうだよ。、でも、わざとじゃなくても、一杯嫌なことしたから、本当だと思われてかも」


「・・・そうかもね」

秋ちゃんも否定をしない。


「ど、どうしよう。これで優君がもう本当に何も楽しいことがなくなったら、もし自殺とか考えるようになったら」


不安が募る。


「・・・私達にあんなに酷いことをされたのに耐えて来た人だよ。大丈夫だよ。」

秋ちゃんは私を慰めてくれる。


でも、やっぱり心配は止まらない。不安で優君が戻るまで涙を流す。


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