第25話

「お兄ちゃん」


もう、男ぽっい声じゃなくて、甘えるような声。


いつ聞いても癒される。


「どうしたんだ?」


「何でもない」


そして、たまにこうやって


「何だよ、」


「呼んでみたかっただけ」


あー、これだけでも幸せに感じる。

ーーー


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