第24話

「なぁ、女の子の匂いってどんなだと思う?」


親優は俺に聞く。


俺は知っている。甘い匂いの時もあれば癖になる少しピリッとモヤッとする匂いがすることを


「うーん、そりゃやっぱり、人生でもう死んでもいいと思うくらいなんじゃないか?」


「そうだよな、きっと」

うん、そこまでは思わなかった。流石にでも


「いつか匂い嗅げるといいな」


「そうだな」

悲しいなぁ


ちなみに妹より友達の方が匂いは好みだった。

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