魔女と欲に溺れる魔術師

第2節 悪性に染まれし悲惨

魔術について

魔術

　星（ほし）の神秘（しんぴ）を具現化（ぐげんか）した現象（げんしょう）。この星に流（なが）れるエネルギーを色（いろ）に例（たと）えて魔術（まじゅつ）として扱（あつ）うことができる。

色素

　エレメント。星の神秘を細分化（さいぶんか）したもの。人類（じんるい）は色素（エレメント）に依存（いぞん）される形で星の神秘を魔術として使うことができろ。

　色素（エレメント）が強（つよ）いとより強い魔術を扱うことができるが、色素（エレメント）が弱（よわ）いと満足（まんぞく）に扱うことができない。

　色素（エレメント）はそれぞれ9色（しょく）に分類（ぶんるい）される。

『赤　青　黄　緑　橙　藍　紫』の7色を『原色（フロントカラー）』と呼（よ）び、『白　黒　灰』の3色を『無色（ロストカラー）』と呼ぶ。

魔素

　マナ。魔術を扱うのに必要（ひつよう）となるエネルギー。

　色素（エレメント）が強くても、魔素（マナ）が少（すく）ないと体力的消耗（たいりょくてきしょうもう）が激（はげ）しくなる。反対（はんたい）に、魔素（マナ）が多（おお）くても色素（エレメント）が弱（よわ）いと満足（まんぞく）に魔術を扱えれない。

魔術師

　魔術師（まじゅつし）。星の神秘を具現化することができるもの達（たち）。本来（ほんらい）は星の行（い）く末（すえ）を観測（かんそく）するもの達だが、時代（じだい）が進（すす）むにつれ、皆（みな）私利私欲（しりしよく）に活動（かつどう）している。