幽霊の存在とは

村崎愁

第1話 水と霊の関係

自由研究字第二弾。

どうも、昔習字で「たんぽぽ」の事を「ぽぽんた」、「ブロッコリー」の事を「ブッコロリ」と書いた元クソガキです。今回は小学校5年生の夏休みの宿題です。



この地球という物質は全て水が絡んでいます。

もちろん空気中にも、鉄にだって微量な水が存在するんですよ。


空気中にあるものは水蒸気って言った方がいいのかな。

地球に欠かせない水。水があるから全ての生物は生きていけますし、創造ができます。人間や動物の身体だって水が大いに必要ですよね。


そこで私はある仮説を立てました。


「もしも空気中の水分に記憶があるとすれば、幽霊も存在するのかもしれない」

もしも「思念」が空気中に留まるのなら、それを映写機の様に空気中に映し出す事も可能かもしれないですよね。


これって結構ロマンあると思いませんか?


「じゃあその辺幽霊だらけになるじゃんか」っていう声が聞こえてきそうですよね。

そんなあなたに朗報です。

分子レベルの水蒸気の残留思念ですのでそのうち消えます。


っていう事は幽霊に感情はないのか?

そうですね、私調べでは感情はありません。

ただそこに「水の記憶」として残るだけで、どんどん新たな水に生まれ変わります。

次第に消えていくでしょう。

でも「思い」が残留思念として残るのなら、思考ではなくそれこそ生前の思念として残るかもしれませんね。


昔から川や海のある所には幽霊が出やすいっていうけど、それも関係してくるのかなと。


ただ本当に映写機に映るようなものなので、霊となってまで思いを巡らせることはないと思われます。


そう思うと、怖さが少なくなりませんか?

夏だからぴったりのホラーの方が良かったのかな。


所説あるとはありますが、クソガキの自由研究でした。

(箸にも棒にも引っかかりませんでした)


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

幽霊の存在とは 村崎愁 @shumurasaki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る