1枚目・微睡み

 ある日、Aさんは自分の家でお泊り会をすることに決めました。参加してくれたのは、Bさん、Cさんの二人で、三人で同じ屋根の下で一夜を過ごすことになりました。


 夜九時

「B、こんなカードゲームだけどいいか?」

「ん? なにこれ初めて見た。どんなのなん?」

「えっとね……」

 風呂に入り終えた三人はAさんの部屋でカードゲームをすることになりました。

 三人でワーキャー騒ぎながら楽しくカードゲームを楽しんでいました。

「A、もう十二時だね」

「確かに、もうこんな時間か」

「眠っ……」

「C、眠いの?」

「うん、ちょっと寝るね」

 それからCさんは眠ってしまった。

「結構遊んだしね」

「疲れてたんだろうね」

「私たちも寝る?」

「そうするか」

 AさんとBさんも寝ることにしました。

 二人は寝る準備をして、ベッドに倒れかけました。

「おやすみ」

「おやすみー」

 二人は眠りにつきました。


 数十分後

 Cさんは起きました。しかし、AさんもBさんも寝ていることに気が付きました。

「みんな寝てるな。私もちゃんと寝るか、微睡まどろんでないで」


 翌日、AさんとBさんが起きると、Cさんはまだ寝ていることに気づきました。

 結局Cさんは果てしなく、微睡んでしまっていたようです。

 AさんとBさんは背筋が凍りました。


 ――なぜCさんが微睡んでいるかに気づいたからです。


 二人はすぐに逃げ出しました。そうならないために。

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