たくましくも乙女なお姫様が愛おしい

他国へ嫁いできたお姫様のシャルロッテが、忙しくて中々自分の元に来られない王子ユリウスへ想いを募らせるものの、気丈に趣味を楽しむ恋物語です。
慕情を胸の内に秘め、一人の時間を謳歌し執筆を続ける強さを持つ反面、良き妃であろうとする健気さに惹かれます。

互いを思い合いながらも本音を明かせず、すれ違ってしまうなど、切なくも二人を応援したくなるような温かな気持ちで読み進められました。
ほっこりできる優しい雰囲気の展開に癒されます。

その他のおすすめレビュー

椎野 紫乃さんの他のおすすめレビュー69