短歌は難しいのか難しくないのか

滝口アルファ

短歌は難しいのか難しくないのか

小説は文字数が多くて、

なかなか読む気がしない。

そんな活字の嵐に

疲れた人にぴったりなのが、

短歌なのだと思う。

なぜなら、

短歌は、たった31音しかない、

活字のそよ風なのだから。

読者のあなたの心を

優しく包み込んでくれることだろう。


さて、本題。

確かに短歌の中には

難しいものもあるのだけれど、

例えば、

「君が代」も短歌ってことを知ってもらったら、

短歌をもっと身近に感じてもらえると思う。

だから、

歌人の俵万智さんの短歌

『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』も、

百人一首の紀友則(きのとものり)の短歌

『ひさかたの光のどけき春の日に静心(しづごころ)なく花の散るらむ』も、

「君が代」の歌詞に代えて、

歌うことが出来るのである。

実際に口ずさんでみると、よく分かると思う。


ここまで書いても、

やはり短歌のハードルは高いのかもしれない。

それは否めないのかもしれない。

しかしながら、

現代短歌は、

日常の言葉で書かれたものが多いので、

気軽に読んでいけるのではないだろうか。

難しいと感じる短歌は、

どんどん読み飛ばしていけばいい。

つまらないと思うドラマを早送りするように、

遠慮なく読み飛ばしていけばいい。

そうすれば、

いつか読者のあなたの心に響く短歌に出会えると思う。

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