掴みから起きる異様な事件。小説サイトを利用している人ならわかる!となるリアルな描写が面白く、不気味なメッセージから恐怖が加速していきます。細やかなアイデアの詰まった読み応えのある短編ホラーです。作家の方は件のアカウントにマークされないよう、お気をつけください。
さあ、カクヨムに入り浸っている皆さん。口笛を吹く描写を自分の作品の中に取り入れてみましょう。それからこの作品を読むことをお勧めいたします。何もしないまま読み始めるより、きっと読みごたえを感じます。情景・心理の描写が素晴らしく、うなじの毛の立つような空気を追体験できますが、やはりカクヨムユーザーの紳士淑女の方々はこの作品を読む前に貴作に口笛を吹く表現を取り入れるべきだと思うのです。
カクヨムのユーザーならものすごい既視感がついてくる極上ホラー。シュールさと妙なリアリティが絶妙すぎて、怖いのになんだか笑えてくる。こんな連載がどこかに潜んでいたら……? このお話を読んだら通知マークが心臓に悪くなること請け合いです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(86文字)
カクヨムを元ネタにしたホラーです。利用しているユーザーだからこそ理解できる怖さがあります。これを読んだあとはベルの赤い表示が警告ランプのように見えてくるでしょう。
小説を書いている皆さん。口笛を吹いている皆さん。気が気じゃなくなる小説がここにあります!小説に読者がつく。顔文字を使う。そういうちょっとしたところに悪夢への入り口があって、とんでもない状況に陥るスイッチが埋まっている。ちょっとした違和感から、じわじわと恐怖が流れ込んできます。理不尽なんだけど、どうにもならない。そんな怖さがたまらない一作です!
涼しくなる……のを通り越してます。背中に氷をあてられたような恐怖。読んだら後悔するかもしれません。でも、理不尽で最恐なホラーを感じてもらいたいので、ぜひ。