第20話 異世界との違いは?

そしてサリアは異世界からやって来た北川尋と出会う事になる


整った顔立ちにスラっとした高めの背丈


こちらの世界では見ない感じの雰囲気にサリアは内心興味を持っていた


ドラゴンが居ない世界…他の種族も居ないという彼の話に興味をそそられた


大きな鉄の塊が物や人を乗せて動くと言う話は驚いた


機械によって動くらしい船も鉄の塊なのに水に浮くと言う話は信じ難い事だったが事実らしい


話をすればするほどサリアの好奇心は刺激された


北川の話は興味深くサリアはいつのまにか彼自身にも興味が湧くようになっていた


そして彼の自宅で共に料理をするようになっていった


こんな材料ならどうだとかあれやこれや店に出す料理の試作品を作るのを手伝うようになっていた


そして北川の過去を聞いてみたりした


どんな子供だったのかどんな恋をしたのか


そんな話をしていくに連れてサリアは北川に次第に惹かれていくのだった



彼が死ぬ直前に恋人と別れて自暴自棄になってた事を知った


そして酔った勢いでこう彼に言った


「それなら私が彼女の事忘れさせてあげる…」


そう言うとサリアは北川の前で服を脱ぎ始めた


戸惑う北川を他所にサリアは彼の前で全裸になった


サリアのスレンダーな身体はとても美しく芸術品のように洗練されていた 


「本当に良いのかい?ここまで来たら止められないけど…」


そう言いながら北川はサリアに口づけをすると彼女の身体に指を這わせた


胸の膨らみを撫で舌を這わせていく


サリアの身体の隅々まで舌を這わせて陰部に指を入れゆっくりとほぐしていく


ネットリとした愛液が指に絡みつく


段々とお互いの息が荒くなっていく


「そろそろ入れるよ…」


サリアの耳元でそう囁くと北川は自身の性器を彼女の中にゆっくりとねじ込んでいった


「ああ…北川さんのが入ってる…嬉しい…」


「こんな時なのに…これからは尋て呼んでよ…」


そう言われたサリアは少し恥ずかしそうに呼んでみた


「尋さん…ああ…尋さ〜ん!」


こうして北川尋とサリアは熱い夜を共に過ごして恋人同士になるのだった




その後…この世界に錦野諭もやってきて極楽亭の仕事を一緒にするようになるのだが彼はサリアが尋の恋人だと知ると2人を揶揄うようになるのだった



「良いよなぁ〜お前はこんな別嬪な彼女が居てさ…所でこっちの世界の女はどんな何だよ?」


「どんなって…」


「夜の方に決まってんだろ?塩梅はどうなんだよ?教えろよ」


「そんな事言う訳ないだろ!」


「何だよ〜ケチだなぁ…まぁ良いか…そのうち俺も良い女見つけて性交渉してみるかなぁ」


「店終わった後だからってそんなあからさまな事言うんじゃ無いよ」


尋は諭を呆れ顔で眺めた


サリアも一緒に閉店した極楽亭の片隅で酒を酌み交わしているのだった



その後…錦野諭は綺麗な女性ではなく男色家の男の餌食になってしまうのはまたの機会に話す事にしよう


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