第47話お土産

(こんにちは)

今俺は彼女の由衣の家に、旅行お土産を渡しに来ている。

(はーい)


(こんにちは)


(あら、どうしたの)


(これ)

そう言いって、温泉饅頭を由衣に渡す。

(ありがとう)


(良ければ、お茶でも飲んで行きなさよ)


(そんな、悪いよ)


(なに、私の入れたお茶が、飲めないの)


(飲めます、飲ませて下さい)


(分かればよろしい)

由衣に半ば、強引にお茶に誘って頂いた。

(お邪魔します)


(大丈夫よ、今誰もいないもの)


(いちおうだよ、いちおう)


(そう)


(取りあえず、座って待ってなさい)

そう言いって、由衣はキッチンに入って居た。

言われたとうりに、席に付いて待って居ると。

(お待たせしました)

由衣がお茶と、土産の温泉饅頭を出して、くれた。

(ありがとう)


(私も、座るわね)


(はいよ)

わざわざ断りを入れて、由衣が俺の前の椅子に座った。

(いただきます)


(こちらこそ、いただきます)

まずはお茶を頂く、勿論美味しい。

目の前では、美味しそうに饅頭をほうばる由衣の姿がある。

(お前本当に、美味そうに食べるな)


(あらーそうかしら)

まぁそんな由衣もまた 、可愛良いのだが。

(真二、何にボーとしてんのよ)


(あーあ、すまん、すまん)

ついぼーと、してしまた。

(変なの〜)


(いや〜すまん、本当に)


(ふ~ん)


(そんな変な、真二に少しお願いが)


(何だよ、改まって)


(社会の課題手伝って、欲しくて)


(何だそんな事か)


(じゃ俺も、手伝だって)


(はいはい)


(じゃ早速やるか)


(そうね、よろしく)


(はいよ、こちらこそ)


(それじゃ、課題持って来るわね)


(ほーい)

少したって、由衣が戻って来た。

(お待たせ)


(いやいや)


(それじゃよろしくお願いします、先生)


(ごほ)

由衣に先生と言われて、興奮してしまって、咳払いを、してしまた。

(気持ち悪いですよ、先生)

こいつは、完全にツボを知って、そこをしっかり、付いて来た、だがそれで良い。

(ごほ、では)


(ふふふ、その気になってる)


(何だよ)


(ふふふ、お願いします)

そして勉強を始めた、進まない、分からないと言っていても、流石は腰越由衣、少し教えれば、スラスラ解いて行く。

それは芸術の域だ。

そんな芸術を見ながら、時に教えながら、1時間足らずで、終わってしました。

(ありがとうございます、先生)


(先生何も、教えて無いよ)


(そんな事ないわよ)


(そうか)

実は由衣は、優しいのだ。

(ありがとうね)


(どいたしまして)


(次は僕を、よろしくお願いします、先生)


(そうね)

由衣は学校の先生志望だし、絶対に由衣なら良い先生に、なれると思う。

(それじゃ、そろそろ帰るわー)


(そう、玄関まで送るわよ)

そして玄関で由衣と別れて、薄暗い道を家まで歩くのだった。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺は幼なじみツンデレを好きにはなれない サブスクウサギ @tqad

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ