第37話初詣

今は祖父母の家から、帰って来たので、荷物を片付けながら、初詣にいしょに行く、彼女の由衣をまって居る。

噂をしてると、家のインタホンが鳴った。

(ほーい)

出ると、やはり由衣だった。

(明けまして、おめでとう)


(晴れ着で、来るかと思った)


(嫌よ、面倒くさいもの)


(確かに(笑))


(中に入って、ちょっと待っててて)


(はい)


(お邪魔します)



(どうぞ、どうぞ)


由衣を中に入れて、俺は由衣のお土産を、取りに、2階に戻った。

(お待たせ、これお土産)

次に戻った、時は由衣は、姉と話して居た。

(あら、遅いから、有さんと話してたわ)


(悪いね、弟君)


(お土産ありがとう)


(それ、好きだろ)


(そうね、ありがとう)


(行くか)


(そうね)


(じゃあ、有さんまた)


(おう、若人達気おつけて行くんだぞ)


(はい、お邪魔しました)


(行ってきます)

そう言いって、家の扉を閉めて、取りあえず、お土産を置く為に、由衣の家に向かう事にした。

歩く事約5分、由衣の家に付いた。

(中入ってってよ)


(そうか、じゃあお邪魔します)


(どうぞ)


(お母さん)

由衣が、玄関から母親を呼んだ。

(どうしたの)

リビングから、由衣の母親が出て来た。

(あら、真二君)


(こんにちは)


(こんにちは)


(これ、真二から)


(まあ、何時もごめんなさいね)


(いえいえ、つまらない物ですが)


(ありがとうね)


(それじゃ、行ってきます)


(すみません、お邪魔しました)


(気おつけてね)


(はい、ありがとうございます)

由衣の母親に、挨拶をして、駅までの道を急ぐ。

駅に付くと、丁度電車が来たので、それに乗り込んで、高校の最寄り駅に向かった。

5分くらいの、短い鉄道の旅を終えて、駅に降りると、何時ものこの時間よりも、混んで居る様に見えた。

その人の波をかき分けて、海の見える電車に乗り換える為に、デパートの中の駅に向かった。

デパートの中の駅に付くと、これまた人人人である。

10分くらい人が沢山居る、ホームで待って居ると、電車がやって来た。

やって来た電車は、これまた沢山の人を、逆側のホーム2階に下ろした。

反対側のホームに人を下ろし終わると、今度は俺たち側のドアを開いた。

電車の中は、さながら地獄そのもの、何とか由衣を席には、座らせられたが、席も缶詰め状態。

まさしく、現世の地獄とかした、電車はゆっくりと、速度を上げて出発した。

缶詰地獄状態に、耐えながら、電車は目的地の観光地の、駅に付いた。

(いやー久しぶりの空気)


(そうね 、そうね)

由衣も俺も、めちゃくちゃグロッキーだ。

グロッキー状態の2人は、島の神社に向けて、何とか歩き始める。

何時もの倍くらいの、時間をかけて、島に付いた。

島も何時もよりも、混んで居た。

またしても、人混みをかき分けて、橋を渡り、階段を登ると、やはり並んでいた。

(並ぶか)


(そうね)

中々列が進まずに、俺たち側にお参り出きたのは、並び始めて、1時間くらいだ。

(やった、お参り出来るな)


(そうね)

2人で賽銭箱に、賽銭を入れて、お参りした。

今年も1年、元気に由衣と楽しく、過ごせる事を心の底から、祈った。

(何お願いしたの)

帰りに、由衣帰り聞いて来た。

(あ、来年も由衣と、初詣見れます様にて)

と少しふざけた、話しをした。


(そうなんだ、真二喋ると叶わない、らしいわよ)


(やめて下さいよ)


(ふふふ)

由衣にゾクと、させられながら、こんなからかわれる、日常が今年も続く事を、心の底から願いながら、帰り道を歩くの、だった。














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