第32話バイト帰り

(ありがとうございました)

俺の名前は、小湊真二冬休みむ、勤労に勤しむ、真面目な学生だ。

(ありがとうございました)

店はわりかし、街なかにあるからか、客が引っ切り無しくる。

(ありがとうございました)

少しばかり、客が少なくなった所で、店長が話しかけて来た。

(小湊君、休憩して)


(はい)

店長に返事をして、バックヤードに下がる、椅子に座るとチカラが抜けた。

チカラが抜けた体を、何とか起こして、鞄から弁当を出して、テーブルに置いた。

(頂きます)

挨拶をして、弁当を食べ始めた。

休憩時間は1時間、急いで食べないと行けない。

弁当を10分くらいで食べて、後の時間はぐうたらして過ごしていた。

そして休憩時間が終わり、また午後仕事をする。

何だかんだ、午後5時忙しいく、目が回る一日が終わった。

(お疲れ様でした)


(お疲れさん)

店長に挨拶をして、店の外に出る。

(ふう、疲れた)

店の前で、思はず出る、ため息。

そんな忙しい一日を、乗り越えた達成感と達成したか来る疲れとで、出たため息だ。

疲れたからと言って、何時までここに居る分けには行かない、そう思い歩き始めると。

(真二)

俺を呼び止める、聞き慣れた声、それもそのはず、呼び止めて来たのは、俺の幼なじみ兼彼女の、腰越由衣だからだ。

(どうした、由衣?)


(どうしたも、こうしたも、私の塾直ぐそこなのよ)


(そうなのか)


(そうよ)


(そんな事より、あんた暇、暇よね)

確かにバイトも終わり、今の俺は暇な事は確か、だが相変わらず由衣は少し強引だとで思う。

(暇です)


(そう、ならいしょに甘い物、食べに行きましょう)


(勉強で疲れた、のよね〜)


(だから、行きましょう)


(はい)


(じゃ、行きましょう)

若干由衣の勢いに、押された感が、否め無いが、まぁ俺も甘い物が好きなので、良しと言う事にする。

(で、どこに食べに行くんだ)


(プリンよ)


(プリンんて、あそこの)


(そうよ)

由衣の言うプリンは、ここから、少し駅の方に歩くと有る、プリン専門店の事だ。

(行きましょう、早くしないと、売り切れる)

そう言うと、由衣は何時もの下校見たいに、先に歩き始める。

(ちょま)

俺はそんな由衣の、後ろを付いて行く、そうすると、いつの間にか目的の、店の前に付いていた。

(付いたわね)


(ちょっと、由衣さん、早すぎ)


(あら、貴方が遅いのよ)

そんな毒を吐いて、由衣は店の中に入って行った。

そんな由衣の、後に続いて俺も店に入った。

(いらしゃいませ)

店員が挨拶をして来た。

店内を見渡すと、色々なプリンがあり、それを由衣が楽しそうに、眺めていた。

俺も由衣の隣りで、プリンを見る。

すごく、色々な種類がある中、俺はカボチャプリンを、由衣は悩んだ挙げ句、ノーマルのプリンをそれぞれ買って、店を出た。

(プリン美味しそうね)


(そうだな)

声色は、何時もどうりだが、由衣の全身からは、幸せなオーラでみち溢れて居て、俺の一日の疲れも、そんな由衣を見ていれば、吹き飛んだ気がした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る