第18話彼女と、従兄弟

今日は土曜日、由衣が家に来る、それなのに...

(お兄ちゃん)


(はぁ、恋ちゃんまた来たの?)


(また来ちゃいました)


(はあー)


(で今日は何?)


(何か無いと、来ちゃ駄目ですか)


(そんな、事無いけど)


(今日ね、彼女が来るの、だから)


(彼女ですかー)

恋は、驚いた様子だった。

(彼女だよ)


(お兄ちゃん、私と言う物が有りなが)


(無い)


(そんな〜)

ベットの上で、唸る恋をどけて、一階に下がった。

(おはよう)


(おはよう、恋ちゃんは?)


(もう時期、下がって来るよ)


(そう)

そんな話をして居る、恋が下がって来た。

(おばさん〜)


(あら、どうしたの?)


(お兄ちゃんが、浮気してる)


(だから、してねえよ)


(あら、あら、仲良しね)

母親は、微笑ながら、そう言いて来た。

(どけがだよ)


(ひどいよ、お兄ちゃん)


(ふふふ)

母親は、微笑ながら、俺たちの事を見ていた。

しばらく恋の、相手をして居ると、母親に呼ばれた。

(真二、恋ちゃん、朝ご飯の準備して)


(はいー)

返事をして、朝食をテーブルに、並べた。

(いただきます)

挨拶をして、テーブルの上に並んだ朝食を食べた。

10分くらいで、恋も俺も食べ終えて、皿を流しに、持って行って、由衣が来るまで、身じたくをした。

途中に、何回か恋の妨害に、合ったが、気にせずに、準備をした。

そして、準備が全部終わるくらいで、丁度由衣が来た。

玄関まで、由衣を迎えに行くとそこには、白いワンピースを着た由衣がいた。

(お邪魔します)


(よう)


(こんにちは)


(中入れよ)


(ありがとう)

と言った瞬間一瞬だが、恋の靴を由衣が睨んだのが分かって、少しゾッとした。

(おばさん、お邪魔します)


(はーい、ゆっくりして居ってね)


(ありがとう、ございます)

心無しか、由衣の目が怖い。


(ずいぶん、可愛靴有るのね)


(ハハ)

由衣の問に、俺は笑うしか無かった。

そんな気まずい、雰囲気の中、何とか自分の部屋に付いた、勿論恋は居ないはずだそう思って、部屋の扉を開けると。

(お兄ちゃん)

正座で座る、恋の姿が。

(真二君、この方は?)

由衣が聞いて来た、言葉こそ丁寧だが、怒って居る、確実に怒って居る。

(真二君?)


(あーあ、えっとこの子は)

俺が紹介し終る前に、恋が割って入って来た。

(始めまして、石上 恋です、真二お兄ちゃんとは、深い関係です)

それを言い終わてから、隣で鈍い音がした、由衣が足で床を、踏んだのだ。

(ごめんなさい、少し滑って)


(由衣さん)


(何、真二君)

もはや、由衣の顔が笑て無い怖い。

(始めまして、真二君の彼女の、腰越由衣です)

由衣も負けずに、言い換えして、状況はどんどん、悪くなる。

(真二君て、モテモテなのね)


(違うよ、こいつは)


(こいつは?)


(従兄弟だ)


(ほら、恋ちゃんも変に煽らない)


(へへ、ごめんなさい)


(そう言ことだ、由衣)


(そう言う事何だ、私たらてっきり、浮気かと思って、うっかりしてたは)

(ふふふ)

顔は笑て居るが、目が笑て無い、嫌確実にまだ、怒って居る。

(由衣さん、ごめんなさい、ゆっくりして居て下さい)

そう言って、恋は下に下がって行った。

(嫌〜恋ちゃん本当に)


(ね、由衣さん)


(そうね、あの小娘)


(由衣さん...)


(あら失礼)

由衣は、微笑ながら俺の方をみて来たが、やはり怖い。

その後の時間も、重い空気が、無くなる事は無かった。

女同士の、争いがこの世中で、一番怖いと言うことを、勉強させられた、今日このごろ。












































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る