第14話月曜日そうして、お弁当

今日は月曜日、大体の人に嫌われている月曜日。

この俺もその、大体の人の一人そう何時もなら、今日は由衣の手作り弁当が食べられるからだ。

作って来てくれるのに、何時もみたいに、待たせては悪いと言う気持ちで、今日は早く起きて、下に降りた。

(おはよう)


(あら、最近早いわね〜 )

母が驚いた様子でこちら見ている。

(まぁ)


(ふふふ)

しばらくすると、テーブルに朝食が並んだ。

(いただきます)

挨拶をして、朝食を食べる。

だいたい、5分くらいで、食べ終わって、洗面台で、身じたくを整え終わると、丁度由衣が来た。

(よ、由衣)


(あら、最近早いわね)


(いや~それほどでも)


(褒めてない、それに今の時間が普通で、今までが遅過ぎるの)

由衣から、遇の音も出ない、正論を言われてしまった。

(気おつけます)


(分かればよろしい)

由衣は、誇らしげに、それでいて、まるで子供に言い聞かせる様に言って来た。

何だか、悔しいが、そんな由衣が可愛、それに今日の昼ご飯は由衣に掛かっている。

変な事を言って、女王様の機嫌を、損ね無て良いことは無い。

そんな事を考えながら、通学した。


(それじゃぬ)


(おう)

学校に付いて、クラスの前で由衣と別れた。

(ふん)

(何ニヤニヤしてだよ)

自分の席に座って居ると、友人の古賀が話しかけてきた。

(ニヤニヤ、してたか?)


(してた、してた、気持ち悪いくらいに)


(そうか)


(そうだよ)


(まぁ、彼女の事で、ニヤニヤするのは、勝手だけど、授業ちゃんと聞けよ(笑))

そう言って、古賀は自分の席に戻って行った。

古賀に言われた事を、肝に命じて、午前の授業を乗り切って、お待ちかねの、昼ご飯の時間だ。

楽しみな、気持ちを抑えながら、約束していた、屋上に行くと、一足先に由衣が居た。

(お待たせしまた)


(大丈夫よ)


(食べましょう)


(はい)

返事をして、由衣の隣に、腰を下ろした。

(はい)


(ありがとう)

由衣から、渡された弁当箱をお礼を言って、受け取り、開けて見ると中には野菜を中心に、俺の好きなハンバーグも入っている。

(どう?)


(まじで、美味しそう)


(そう、食べましょ)


(そうだな、いただきます)


(いただきます)

挨拶をして、食べ始める、やっぱり美味し、美味し過ぎる。

全部、俺好み乗って味付けで、直ぐに食べ終わってしました。

しばらくして、由衣も食べ終わった。

(ごちそうさまでした)


(お粗末様でした)

挨拶をして、自分達のクラスに帰る道すがら、由衣がこんな事を、聞いて来た。

(真二)


(どうした?)


(今度の、校外学習誰とくむの?)

俺たちの、高校にはこの時期に、クラスの中で、班を作って、町の歴史を調べる校外学習がある。

(校外学習か)


(委員長と古賀だな、それがどうした?)


(いや、女子と組むなら、言い寄られ無いかなて)

(うんな、理由ねよ、考えすぎだろ)


(そうね、そうだと良いんだけど)


(そうだよ)

しかし、この時の由衣の感は正しい、そんな事を、俺が知るのは、もう少し先の話しだ。

















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