14  Band on the Run

 Band on the Run


 ポールマッカートニー&ウイングスの代表アルバムの表題曲。ポールマッカートニーの長いキャリアの中でも最高なのではないかと個人的に思っているアルバムの1曲目に入っている。

どこまでもメロウで優しい子守歌のような出だし。カメラマンとは思えないリンダとポールのハーモニーが美しい。そこから一転して、不穏を見せるマイナーキーへの転調。そこからの大仰なブリッジを経て始まるのはサザンロック調の抜けの良い爽やかなアコギの音色。

 ポールらしい仕掛け、そして美しさとポップが融合した名曲。どこまでもポップなのに、少しばかりのシニカルを感じてしまう曲。

 ビートルズ時代を含めてもポールの名曲として数えられてもおかしくないと思うのです。


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