最後まで心のどこかに何かが残るような、そんな作品でした

最終話まで読みましたので、レビューを。
心のどこかで、ああこういう作品が見たい…!と思っていた作品でした。
死にたいという漠然とした感情を抱えていた來海さんと、満たされているようで何も満たされていなかった十愛。
お互い最初は何も繋がりも持たないもの同士でありながらも、どこか「死にたい」というような気持ちだけは同じで。
その2人の出会いが何をもたらしたのか。そして、どういった結末に向かっていくのか。
最後まで來海さんと十愛という2人の世界で物語が進行していったのが印象的でしたね。
こういう終わり方になったのは、ある意味必然といいますか。でも、それで満たされたのなら、2人にとってこれが一番幸せだったのかなぁ……。