21話 小5

「・・・」


「夢ちゃん、今日!遊ぼう!!」

まなちゃんに話しかけられる。


「・・・辞めとく」


夢は完全に気力を無くして居た。


周りに話しかけられても、何も答えない。


たたぼーっとして窓の奥、大好きなお兄ちゃんの姿を思い出して居た。


彼はまだ目を覚まさない。


ーーー


彼の家に入る。


前の事故に遭った時に、私のお母さんが罪悪感を持ってしまい何かさせて欲しいと言ってくれた。


お兄ちゃんは何も頼もうとしなかったけど、お母さんと、私のことを考えて部屋の掃除を頼んでくれた。


そして、私はお兄ちゃんの部屋を掃除する。


お兄ちゃんの居ないベッドに、私は横になる。


もう、辛いよ。

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