過去編

「お姉ちゃんは可愛いよ！！誰よりも！！」

昔、私は虐められていた。だがその度に弟は私のことを守ろうとしてくれた。

「あん、なんだこのガキ」

「お前もガキだろう！！お姉ちゃんを虐めるな！！」

弟は普段は優しくて、凄く穏やかな性格をして居る。

だが、私のことだけは真剣に怒ってくれる。

ーーーー

弟はボロボロになって、倒れて居る。

「私の為に、辞めてよ」

「俺、お姉ちゃんが居ないと生きて行けないから」

弟はよく言ってくる。私が居ないと嫌だ。私が居ないと生きていけないと

私は弟に何も出来ないし、何もしてあげられないのに、弟はこんなに私を求めて大切にしてくれる。

それからも弟はずっと変わらなかった。あの時までは

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい