第4話悲劇の少女ジャンヌ・ダルク

今回はフランスとイギリスの百年戦争末期に現れたジャンヌ・ダルクについて小話を。

色んな背景と利権争いの百年戦争の末期、1人の少女が立ち上がる。

その少女は、「王太子シャルルを助け、フランスを救いなさい」と、神の啓示を受けたと言い出し、農民の娘ながら軍を率いて、フランス王国崩壊寸前のオルレアンの包囲を破りイギリスを大敗させた。

その後も、軍を率いて戦いを続けると、助けてもらった、シャルル7世にとって、ジャンヌ・ダルクは邪魔者になってきた。

戦争を終わらせたいのに、戦いを続ける少女を結果的には見捨てる事になる。


その結果、ジャンヌ・ダルクはブルゴーニュ公国の捕虜となり身代金と引き換えにイングランドに引き渡す。

イングランドと通じていたボーヴェ司教ピエール・コーションにより、裁判にかけられ「不服従と異端」の判決でジャンヌ・ダルクは19歳の若さで火刑に処された。

25年後、ローマ教皇カリトゥウス3世の命で、復権裁判が行われジャンヌ・ダルクは殉教者として宣言される。

自国の為に戦い、そして死刑。

何とも言えない運命の少女にかける言葉もない。

歴史とは残忍である。

日本では、天草四郎が同じ様な活躍しましたね。


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