あとがき

 今回の三題噺は、「リモコン」「青い鳥」「峠」

 一番注目したのは「青い鳥」。

 これをメインテーマにしようと考える。

 青い鳥を調べると、次のような意味もあります。

 (前漢の東方朔が、三足の青い鳥の飛来したのを見て、西王母の使いであるといった「漢武故事」の故事から) 使者。使い。書簡をとどける使者。また、書簡。手紙。という意味です。

 これで書けないかなと考えましたが、どうもうまくいかない。

 もっと単純に考えて、青い鳥を探すものにしようと考え直す。

 すると、妖怪に青鷺火という存在がある。

 これを見つける話にしようと考え直す。

 探索を思い至った時に、以前登場させた女子大生二人・平山里奈と大川遥を思い出す。

 https://kakuyomu.jp/works/16817330659955509799

 『血を吸うスイカ』

 私のキャラは未成年が多いですが、この二人は成人ながら学生なので、自動車に乗ることも酒を口にすることもできる。

 未成年でも飲んでいるキャラはいますが(^^ゞ

https://kakuyomu.jp/works/16817330650841261529

『魔傳流剣風録 《なにがし》とかや云う剣、ありけり』

 諱隼人は、現代では未成年ですが、その昔は15歳で元服と言って成人扱いだったのです。

 かつて農村部では、12.13で結婚もあったとそうです。

 話が逸れました。

 問題は、女子大生二人・平山里奈と大川遥は、何の武器も能力も格闘技・武術も使えない一般人ということ。

 なので、怪異と遭遇しても戦えません。

 できるのは逃げること。

 どうやって、逃げて生き延びよう。

 そんなことを考えて書いてみました。

 逃げることを面白く書くことに慣れていないので、そのあたりは本当に難しい。

 とはいえ、現代に妖怪を登場させ、それと絡み合ったお話を書けて、私は楽しかったです。

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峠の青鷺火 kou @ms06fz0080

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