見抜かれた躊躇い
死のう。
神社の辺の湖は深い蒼。
一度沈めば浮かんでこれまい。
踏み出せば惹き寄せられるように深淵へ。
太陽光も届かぬ紺碧に安らぎが満ちる。
死の間際湖底に輝く花々が咲いた。
発光する鯉が散ってまるで湖底の花火。
まだ見たい。
瞬間襲う苦しみ。
光は消え漆黒の大鯉がパクリ。
終わらない闇に囚われた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます