星火
「何で電気つけるの?」
田舎育ちの友人が問う。
夜は暗いだろ。
「星明かりがある」
彼の故郷を訪れると百万ドルの夜景のように空が明るかった。
でも足元は暗い。
「星火を起こすんだ」
彼が手を叩くと星の輝きが強まり爆発。
花が咲くように星粉が散り地面に天の川が流れた。
「散歩は夜に限る」
彼は笑った。
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