プレビュー。

どうにも

ならないくらい

やさしくて

すばらしいことは

あさってくらいに

おこってくれるのが

いちばんいい

いまは

おそろしくて

めがあけられないから


※※※※


さようならあしたのわたし


いまはまだ最前線。


※※※※※


眠ること、息をすること、なにごとにも力が必要で、力は無限に続くものではなくて、なのでいつもぷつりときれることを、どこか恐れた生き方をしている。


考えてみれば生命の維持というものは大変で途方もないものです。私は私の肉体の中にいますが、私の意思関係なく細胞は動き続けています。そこに私は介在しません。しかし、私を認識するのもまた体です。なら、私とは体なのでしょうか、それとも私と感じている思念なのでしょうか。


私は考えます。


体の中で動く無数の細胞が、体を持続させるために、ひとつの信号のようなものを作り上げ、それを私は私という一個の意識と名付けたに過ぎないのでしょうか。すべては細胞の生存本能の産物なのでしょうか。


私には細胞の意思を知ることは出来ません。けれど細胞は私を知っているような、そんな気がします。

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