第16話

心は弱い。本当に弱い。本人は強いつもりでも心は些細なキッカケや原因で簡単に病みます。


それは本当にごく些細なキッカケや原因で…。


しかも本人には病んでる自覚がありません。

だって目に見えないから。本人は元気のつもりでも心はとっくに限界を超えている事は珍しくないんですよ。悲鳴を上げてもSOSを出しても声が聞こえる訳ではありませんから気付かないんです。


でもそれは仕方のない事。‥という風に済ませてはいけません。

一度傷付いた心はなかなか治らないものなのですから。


弱い訳じゃない。強い訳でもない。心に強さも弱さも関係ありません。丈夫だとかそうじゃないとか誰にも分からないものなのですから。


ただ私個人が思うには心が病んでしまうキッカケや原因のほとんどが第三者からのものですね。


責任転嫁するつもりはありません。でも自分の心を本人が意図して傷付けることはほぼ不可能だと思うんですよ。


現に私が多重人格障害を抱えるキッカケとなったものは「イジメ」です。でも原因がそれだけとは思えません。「イジメ」は本当にキッカケだったのでしょう。でも他の人格達を作り出すには原因となった大元があるはずなのです。それが何なのかは私には分かりません。


他の人格達を作り出さねばならなかった「イジメ」は何だか後付けされた理由のような気がする。


心が病んでいく原因は必ずあると思いますがそれが何なのか分からない。


幼少期かもしれないし学生時代の頃かもしれません。でも結局それらが分からないまま私は「イジメ」がキッカケで多重人格障害になりました。


私の知らないうちにです。心が病んでる自覚なんて無かったですよ。むしろ私は強い人間だと思っていたくらいなので多重人格障害をなかなか受け入れられませんでした。


おそらく心を病んでる方々の多くは素直に受け入れる事はできなかったのでは?


精神的に病む事は世の中ではなかなか「良く無い事」のように捉えられがちです。隠す方々もいらっしゃる事でしょう。

それくらい「負の感情」を持たれやすいですからね。


私もさまざまは偏見や差別、心無い言葉に晒されています。現在進行形ですよ。


心を病むのに勝ち負けは関係ないのに


「負けちゃったんだね」と何度言われた事か…。


家族にさえ言われてますよ。


「心を強く持て。強くなれ!」ってね。


何じゃそりゃ⁉︎


心に根性論が通用する訳ないでしょう?


そこら辺から間違ってますよ。















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