#16 露天風呂※

 露天風呂の掃除が終わったので、レイラにお湯を張ってもらう。


 俺は手持ち無沙汰になったのでその間ずっとレイラの背中に抱きついていた。


 鼓動と体温に安心する。


 お湯が張り終わっていよいよ入浴だ。


 いつも通りお互いの服を脱がせ合う。


 時折、お互いにちょっかいを掛け合いながら脱がし合うのが楽しいのだ。


 裸になると待ちに待った露天風呂に浸かる。


 宿とは違い、身体を大の字にしても問題ない広さだ。


 泳げない深さではないので軽く泳いだりしてみる。


「レイラって泳げるの?」


「泳げます、ご主人様」


「泳いでみてよ」


 レイラが平泳ぎみたいに露天風呂を泳ぎ回る。


 水着を履いているわけじゃないのでお尻がプカプカ浮いているのがかわいい。


 俺は両手を合わせてレイラをめがけて水鉄砲を発射する。


 レイラの顔に命中する。


「やめて下さい、ご主人様」


「やめて欲しかったら、俺に当ててみな」


 俺たちはしばらくの間、はしゃいでいた。


 遊ぶのも一段落したので、ゆっくり肩まで浸かる。


「ふぅ――」

 

 身体に染み渡る。


「レイラさん、こんだけ広いのにそんなに密着しなくても良くない?」


 レイラはその豊満な胸を俺の腕に押し付けるように隣にいる。


「ご主人様は私に密着されるのが嫌なんですか?」


 いたずらっぽく聞いてくる。


「レイラに密着されるのが一番好き」


 そう答えるとレイラが身体の上に乗ってきた。


 ご自慢の胸を押し当てて来る。


「これはどうですか?

 ご主人様」


「最高だよ」


 レイラにキスをする。


 俺の息子は大きくなって、レイラのお腹に当たっている。


「これはなんですか?

 ご主人様」


「レイラが可愛いから」


 むふふふと嬉しそうに笑う。


 彼女は俺の顔を見ながら、ゆっくり腰を下ろす。


「あぁ……」


「ん……」


 お互いに声が漏れる。


「レイラが一番温かい」


「ご主人様が一番温かいですよ」

 

 俺達はしばらくそのままお湯に浸かっていた。






――――――――――――

2023/09/11 性的表現の過激な所を一部修正しました。

修正前のはノクターンノベルズにあります。

近況ノートから飛べます。

https://kakuyomu.jp/users/sigma-N/news/16818093074852774009

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る