#10 レイラと朝の続き※

 宿に帰り、ベッドに腰をかける。


 レイラに向けて両手を広げる。


 すると彼女にその意味が伝わり、ゆっくりと俺の上に覆いかぶさってくる。


 そんな彼女をぎゅっと抱きしめ、元気を充電する。


 一日中動き回ったので、抱きしめた彼女から汗の匂いがする。


 不快感はまったくない。


 むしろずっと嗅いでいたい。


 上に乗る彼女は少し重いが、この重さが心地よい。


 レイラと目が合う。

 

 軽く口付けをする。


「先にお風呂に入ろう」







 レイラがお風呂の準備をしてくれている間に、今日の報酬を確認する。


 大金貨10枚の大金だ。


 相手が商会の元会長というのもあるだろうが、ちょっと怖い。


 だが目的の金が稼げたので満足だ。


 これでレイラの護衛装備が買える。


 それに宿ではなく、ちゃんとした部屋も借りたい。


 レイラとの愛の巣を。








「お風呂の準備ができました、ご主人様」


 お風呂場からレイラが顔を覗かせる。


「ああ、ありがとう。

 今行くよ」


 レイラの元に行く。


「昨日みたいに俺はレイラを、レイラを俺を脱がせて」


 彼女はコクンと頷く。


 レイラは服を脱がせると顔を赤くして恥じらう。


 それがたまらなく愛おしい。


 そしてモジモジとするその姿がとても艶めかしい。


 ああ、かわいい。


 次にレイラが俺の服を脱がしてくれる。


 ゆっくりとだ。


 ゆっくりだからこそドキドキする。


 お互い服を脱ぎ終わると、お互い無言で身体を見ている。


 艶やかな黒い髪に透き通るような白い肌。


 女性らしい曲線美。


 我慢できずにレイラを抱き寄せる。


 汗で肌がペタッと引っ付く。


 彼女の顔を覗き込むと、顔がとろんとしている。


 ああ、かわいい。


「入ろっか」


 彼女はコクンと頷く。





――――――――――――

2023/09/11 性的表現の過激な所を一部修正しました。

修正前のはノクターンノベルズにあります。

近況ノートから飛べます。

https://kakuyomu.jp/users/sigma-N/news/16818093074852774009


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る