第28話


今日は出掛けて優くんは寝て居る。


いつまでも可愛い優くんの寝顔を堪能して、


拾ったあの時からずっと残し続けて居る。



最近、私が睡眠学習!!


「優くんはお母さんと結婚する。優くんはお母さんと結婚する。」


これはお母さんとして、健やかな育ちを優くんに促すための、大事な行いである。


「結婚」


優くん!!


優くんが寝言で言って居る。


「結婚式でもカレーを食べたい」


私のことは、誰と結婚して居るの!!


誰に結婚式でカレーをねだっているの!!


とりあえず、もっとしよう。


「優くんはお母さんと結婚する、優くんはお母さんと結婚する。」



「お母さん」


ついに私の名前が、ってことはまさか私と結婚を


「お母さん、今まで俺を育ててくれ」


ふん!!


「ブハッ、あれ、何お母さん、つかめっちゃ腹いたいんだけど」


「ごめん、優くん!寝てたのか確認してたんだけど、うっかり転んで倒優くんに当たっちゃって。」


「そ、そうなんだ」


「そういえば、寝言言ってたけど、どんな夢を見てたの?」


場合によっては教育しないと


「??全く覚えてない。寝言言ってたんだ。」


「そうなんだ!!」


良かった教育の必要はなさそうだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る