第26話

「春ちゃんの匂いがする」


「!!ぶぅー、お母さんいくら、春が苦手だからだって、そんなヤンデレみたいにそこまでは細か過ぎるでしょう」


「・・・別にヤンデレでも良いもん。優くんが女の子の匂いを付けて来ないなら」


「認めちゃうのかい!!あといくら何でも無理があるよ!」


「・・・優くんってさぁ」


「何?」


「実は鈍感なんだじゃないのかなと思っているの」


「マジで??俺が思ってるよりモテてるの?」


「・・・やっぱりそんなことはないわ」


「期待させないでよ!!お母さん!!」


「・・・優くんのバカ」


「バカァ?・・・さっきから言ってることがハチャメチャだよ!!」

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