第13話

過去編


母「えっ、これ何?」


優「何ってプレゼントだよ?」


母「そっかって、えーー」


優「お義母さん驚き過ぎだよー!」


母「いや、本当にビックリしちゃって、開けて良いかな?」


優「うん!」


母「こ、これは?クッキー??」

箱の中には袋に入ったクッキーがあった。


優「そうだよ、学校で作ったんだ。せっかくだからお母さんにあげようと思って」


母「・・・ありがとう」


優「お母さん?」


母「ありがとう優!!」

義母の今までの環境はとても酷く、必要最低限の物しか与えられず、貰ったものといえば、給料くらいだった。


そして義母は思った。今日作るクッキーは自分で作って、自分で食べると言う課題だ。


母「ねぇ、優、これって学校で食べなかったの?」


優「うん、隠した!」

 

笑顔で、楽しい幸せなイタズラを出来て満足したような笑顔に義母は今まで貰えなかったプレゼントの分を今貰えた気がした。


そして、優も母に喜ばれることをするのが好きだった。


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