第49話日曜の練習で、悟に責められた!その後はシャワー

わかってはいたけれど、(あいつが善良な、可愛い顔をしながら、鬼!ってことです)、本当に・・・ヘトヘトです(涙)

(テニスより、疲れたかも)


何しろ、音階練習だけで2時間、少しでもリズムと音を間違えれば、「ニヤッと」わらって(マジ、うれしそうに!)、「はい、やり直し!」。


練習場所?悟の部屋です。

(香織ママも、OKと)(唯一の味方です)

ようやく曲の練習に入ったと思ったら、また陰険です。

「はい!ダメ!やり直し!」

(一音吹いただけで・・・このアホ!)

(少しリズムずれただけなのに)

それでも、途中から、長く聞いてくれるようになって、頷いてみたり(マジにえらそうに)、でも、少しして「ダメ!」になってみたり。

そんなのを繰り返して、お昼になりました。(おなか減った)


香織ママが、ミルクとフレンチトースト山盛りを持って、部屋に来ました。

(地獄に女神様です)(この女神様から、どうして悟みたいな悪鬼羅刹が生まれるのか・・・)

(本当は私の母は香織ママと思っています)

(実の珠美ママは、鬼姑と・・・意地悪いし)


香織ママ

「途中から、急に聞けるようになったね、さすが愛ちゃん」

(潤むよ、香織ママ・・・・)


そういう時の悪鬼羅刹(悟です!)は、フレンチトースト食べて、「甘過ぎって」文句です。

(・・・自分で作りなさいよ!・・・ったく)

(香織ママ、悟の頭をコツンしているし、いい気味だ)


午後も練習して、もう・・・3時にはヘトヘト、汗だく。

悪鬼羅刹の悟が言うんです。

「臭い、シャワーして」

(お前が鬼練習させるからでしょ?)

(・・・私も練習をお願いしたけどさ)


だから、言い返しました。

「一緒に入る?」

(この前も見られたから、気にしない)

(ちょっとだけ恥ずかしいかも、太った自覚あるから)


悟は焦り顔です。(よし!ここからマウント取り返します!)

「乙女の恥じらいはないの?」

(逃げ腰だ・・・まず、ワンポイント奪取だ)


「私、見せられるよ、今日の練習で少しやせたもん」

(Fカップだ!ブルンブルンしているよ)


「いいから、浴びて来て、うるさい」

(うるさいって何事?負けを認めるのかな?)


「私より、グラビアの子が可愛いの?」

(お・・・悟の目が泳いだ・・・マッチポイントだ)


・・・その後ですか?

完勝です!(具体的には、この場では言えません)

でも、悟は、「きれい」と、認めてくれました。(顏真っ赤でした)




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