私(僕)が彼(彼女)と別れた理由

舞夢

第1話私はヒロインの中山愛です。

私は、中山愛。16歳。都内世田谷区の私立高校2年生。テニス部所属です。

テニスでは都大会ベスト3を目指しています。(去年は、準々決勝で負けてしまったので)

勉強も頑張っています。(最近の結果は、志望大学でA判定。テニスも強い大学)

基本的に、学園生活は順調です。

友達も多いし楽しい。

でも、モヤモヤすることもあります。(自分でもうまく言えない)

それは、隣の家の幼馴染、若宮悟のこと。(ちなみに同じ高校で、同じクラス)

つい最近まで、仲良く登下校していました。

ところが、急に悟が一緒の登下校を断って来たのです。

理由を端的に言えば(悟は箇条書きが好きなので、それを真似すると)

① お互いに忙しい。(悟は音楽部でヴァイオリン、最近は指揮者も)(私はテニス部練習)

② 時間が合わない。(練習時間の終わりが、互いに不定期)

③ お互いに、話す相手が違う。

(悟は女子から人気があるし、私にも声をかけて来る男の人も何人かいる)

④ いつまでも、幼馴染みの関係に縛られる必要はない。


悟から言われて、悔しいような、寂しいような思い。

「わかった、そうしよう」は、「勢い」で、言い切りました。

(なんかなあ・・・メチャ寂しさもあった)


で、次の日から、別々に登校。

(お隣さんなのに・・・とブツクサ言っていたら)

家を出て、ちらっと悟の家を見た瞬間・・・「うわ!」と声をあげてしまったんです。

隣のクラス女子(メチャ可愛い清楚系女子:三条春香)が悟の家の前にいる・・・。

「女子を待たせるなんて何?」そう思うけれど、悟はそういう性格。(よく知っている)

(のんびり屋さんで、何度待たされたか・・・何度蹴飛ばしたことか・・・)


おっと・・・見ていたら、悟が登場です。

(マジに寝ぼけ顔)(おい!寝ぐせ直せ!みっともない!)

(・・・って春香に直されているし・・・)


そして・・・仲良く、登校なさって行くし・・・

(気に入らんなあ・・・)(でも、何でだろう)(悟と春香の勝手だけどさ、うん)


仕方ないから・・・後ろをトボトボ歩く。

悟と春香の会話?・・・少し聞くかな・・・嫉妬ではないです・・・心配なだけ。

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