むとうちゃんは変わりたい

夢日記ノベリスト

第1話 私の人生詰んでないですか?

 電車の中を見渡すとほとんどの皆様がスマホとにらめっこしております!わたくしこと無透ちゃんは異世界に迷い混んでしまったのかと一瞬思いました!ちなみに私は変なことをしているんじゃないかと間違われると怖いのでスマホを触ることが出来ません!

 両手はつり革にいつも握ってます!それにしても満員電車はとても息苦しくて死にそうです!顔は笑顔だけど心では泣いています!


 大学生活が始まり、無透ちゃんは通学や外出時に満員電車に乗らざるを得ない状況に直面していた。人混みや密集した空間が苦手な彼女は、毎日のようにイライラや不安を抱えて過ごしていたのだった。


 満員電車は人が多すぎる!人を減らすべき!私を座席に座らせてよ! おじさん臭い! ムリムリムリ! ひぎー!なんか変なところ触られてるかも!


 満員電車がごとごとと揺られてぎゅうぎゅう詰めの状態で圧力がかかる。


 ぎゃー!寄りかかるな! なんで私はこんな大変な思いをしてまで大学に通わなければならないのか意味がわからない !もうなんなのー!  こんな人間を運ぶためだけの奴隷列車に乗るなんて無理すぎる!


 そんなこんなしているうちに電車内での格闘も終わりを迎える。


「ほげ。。。もうダメかも。チーン」


 大学の最寄りの駅に着く頃にはすっかりと疲れ果てていた 。彼女は真っ白に燃え尽きていた。大学に着く頃にはもう1日のほとんどの体力を消費しきっていたのだった。

 そして大学の講義を受ける。



1限目!

「ええー、ここは A から B にやるしてー、それを C に D にやるしてー、とにかくなんかやるんですね、はい。そんなこんなでー、そんな感じですね、はい」

「んふふ」


2限目!

「なんねんかんねんまんねん。さんねんきんねんすんねん。まんでーさんでーちゅーすでー」

「うんうん」


3限目!

「哲学者のタンジェルエンジェルさんは、さあ心の目見開いてしかといまを見極めよと言っております」

「うん、んふふ」


 とりあえず一通り授業を受けて授業の合間の休みに満面の笑みを浮かべている武藤ちゃんがいた。


「んふふ。あはっ、あはははは」

 やっばい大学の授業の内容が全然わからない。私本当に単位取れるの? 頭が悪すぎて何を言っているのか全然わからないよ。本当に同じ日本語なんだよね? なんで大学だって来ちゃったんだろう!

 絶対、私勉強なんて向いていないのになんとなくほとんどの人が大学に行くから 私も大学にきたけどやめておけばよかったかもしれない! あとこれといってやりたい仕事があったかと聞かれたら別にやりたい仕事もないんだよ!

 私って一体何なんだ。何がやりたいんだ何がしたいんだ。そんなことを考えていたらあっという間に大学の講義はすべて終わっていた。そこには絶望しきっていた私の顔がありました。

 そして今から家に帰るのに電車に乗ることを考えるととても苦痛に感じていた。夕方ぐらいでまた満員電車に乗らなければいけないからだ。私の人生辛すぎる。誰か私の人生変わってよ。

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