第11話 mimetismo

「あぁ、あぁ、分かっている。あの小僧どもにはウチの工場は手出ししないよう言い聞かせてある。勿論お前の所もだセシリオ。え?保険金が欲しいから襲撃させろだと?馬鹿を言うな、私は奴らのボスじゃないんだぞ、ただの出資者さ。じゃあ、また来週の火曜に」


 マタンサス州副知事のアウグストは携帯電話の画面をタップして通話を終了し、黒塗りの高級セダンを自宅ガレージに滑り込ませる。のどかな田園風景の中に佇むアウグストの豪邸は、先進国の富豪たちのそれと比べれば幾分かこじんまりとしているが、自動開閉の門やガレージ、警備会社と直通の警報システム、手入れの行き届いた庭の芝はアウグストの富所がどれだけ豊かというのを如実に表し、バティスタ共和国の経済状況を鑑みれば十二分に国内有数の豪邸と言えた。

 寝室と扉一つで繋がった書斎にはヴィンテージ物のウォールナットのリカーキャビネットが鎮座し、彼の趣味で世界中から蒐集した秘蔵のコレクション、戦前物のボトルがぎっしりと納められ、アウグストはそれを就寝前にちびりちびりとやるのが楽しみである。が、今日は例外であった。


「ン…、なんだ」


 タイを緩めながら書斎のノブに手を掛けた時、アウグストはその扉が開きかけている事に気が付いた。使用人が清掃の際に閉じ損ねたか。しかしそんな事は今まで一度だって無かった筈だ。だが、今日がその「一度目」だろうとそのまま扉を押し開け、書斎へ入ったアウグストは驚愕に目を見開いた。


「ハーディ・ノースドール。流石戦前物、私の年齢二つ分はある。葡萄も良いし、樽も良い」


 そこに居たのはデスクに腰掛け、コニャックのグラスを掲げる金髪狐耳、ヨハンナであった。

 グラスを揺らして赤褐色の液体を攪拌し、香りを楽しんだ後に口に含む。口内で咀嚼し、転がし、じっくりと味わい、華やかでフローラルな香りが口いっぱいに広がるさまを楽しんだ後に飲み下す。


「誰だ、それは私の酒だぞ」


「知っているさ、自分のだったらこんな所でってない」


 自分のグラスに次を注いでもう一つのグラスにも注ぐと、それをヨハンナはアウグストに差し出した。その堂々とした態度は、まるでこの書斎や邸宅そのものが自分の所有物で、アウグストがゲストとでも言わんばかりであった。


「人を呼ぶぞ、お前は何者だ。何故私の屋敷に居る」


「センスの無いセリフを吐くな、私がここに居る時点で察しろよ。呼んだって誰も来ないぞ。警報システムを作動させたって全部私の携帯に繋がるようになってる」


 アウグストは警報システムを作動させるが非常ベル一つ鳴らず、システムの頭脳は電子の警鐘を打ち鳴らすが、その音色は契約している警備会社ではなくヨハンナの携帯に届き、書斎に間の抜けたコール音が響き渡る。


「言ったろ?」


「金が目的か、それとも私自身か」


「質問ばかりだな、ちっとは話しする気にならんか」


 ヨハンナはデキャンタを傾け、空になったグラスを満たしていく。バティスタ国民の平均月収一年分ではきかぬ高級酒を、まるで安酒の様に呷るヨハンナにアウグストは語眉を吊り上げた。いかにアウグストがバティスタ国内で指折りの富豪とて、『大戦』以前に造られた酒はそう易々と買えた物ではなく、まして金で買えぬ価値もあるとなればその希少価値は相当なものとなる。

 かつての『大戦』は世界中に爪痕を残し、気候すら狂わせてしまった。その影響で酒造に限らず、野菜や果物など、自然環境を利用した世界中の食糧事情は激変し、いくつもの「戦前の味」がこの世から永遠に失われてしまった。ヨハンナが呷るコニャックハーディも例外ではなく、どのような製法を用いてもかつての味を再現する事は出来ていなかった。

 当然、それを知らぬヨハンナではなかった。酔いが回って酒が進んでいる可能性も捨てきれないが、ヨハンナは他人の苛立ちや怒りを好んで利用し、状況を有利にな方向へと運ぼうとする。


「まぁ、その、ちょっと話でもしようや」


 ヨハンナは立体映像投影装置ホログラムプロジェクターを起動させ、アウグストが立場を利用して上前を撥ねた証拠の数々を映し出していく。よくもまあ、これ程の額をちょろまかしたものだ。と、アウグストの手癖の悪さと、それに気付かぬ国の間抜けさにヨハンナは苦笑を禁じえなかった。


「いやはや、こんなセコい方法で良くもここまで稼いだもんだ、ちょっと感動しちゃうよ」


「お前に何が分かるか、強請りか、私を脅しに来たのだな。だが誰が信じるのだ?この国で、この程度の不正を公表した所で何ほどの意味も無い。信じたとして、この国の国民に何が出来るのだ」


「別に脅そうとかってんじゃない、チョイと協力してほしいだけだ。アンタ根っからの共産主義者コミーだろ。金の使い道を当ててやるぜ。アンタはゲリラ共のパトロンやってんだろ」


 ヨハンナはアウグストの秘密口座から複数の企業へと送金された証拠を表示、軽工業、小規模農園、自動車販売業者。そのどれもが看板こそ立ててあるが、実態は形だけのペーパーカンパニー、つまりはマネーロンダリングの為だけに存在する、ゲリラ達の隠れ蓑であった。

 ハバナで親衛隊基地ドロテオの居城に滞在している間、ヨハンナはこっそりとコンピューターに侵入し、掠め取った幾つかのデータの中にこれらのペーパーカンパニーの情報が入っていた。その後、襲撃者から奪った携帯電話の情報と照らし合わせる事によって信憑性は増し、そしてアウグストの送金履歴によってそれは完全に裏付けがなされた。

 アウグストの表情には余裕の色は消えていた。ただの横領であるならば如何様にでも処理できるが、ゲリラ、テロリストに協力し、資金提供を行っている等と知られたらこの国で生きていく事は出来なくなってしまう。憲兵か、親衛隊の耳に入ろうものなら翌日には重装備の憲兵大隊か暗殺部隊が差し向けられるだろう。


「革命が起こる直前にゃ知事選に出馬予定だったってな。それが政変でパーだ。労働者階級と産業界に顔がきくアンタを政府は切る事が出来ずに今のポストを用意したが、気に入らないんだろ?現政権が。そりゃそうだろうな、アカ野郎が資本主義の連中と組するなんざ、ポテトフライにマヨネーズかけて食うみたいなモンだ、絶対噛み合わねえ」


 酒が回り、頬を染め饒舌になっているヨハンナは矢継ぎ早に捲し立て、乾いた喉を潤すがごとく酒を口に流し込む。アウグストが部屋を練り歩き、戸棚に手を掛け何かを探っていてもお構いなしに酒を呷り続ける。アルコール度数40%のコニャックは、さしもの瓢箪枕のヨハンナでも飲み続ければ酔いが回ってくるだろう。

 が、ヨハンナの耳は正確に、アウグストの動向を捉えていた。戸棚に隠され、取り出される拳銃が立てる僅かな擦れる音、悟られぬようゆっくりと静かに起こされる撃鉄の音でさえ、狐の亜人種の聴力をもってすれば捉えるのは容易な事であった。


「9㎜パラベラム、丁度切らしててね。貰ったよ」


「なに?」


 振り向きながらヨハンナに銃口を向けるアウグストは、顔も向けずに酒を楽しむヨハンナに如何にも不愉快といった表情を浮かべる。


「こっちを見ろ、女狐。お前は超えてはならない一線を越えているぞ」


「だったらなんだ、私は跨いじゃ居ないつもりだったがな。せいぜいラインを踏んでる程度。やれよ、やれる度胸があるなら」


 なおも相手を小馬鹿にする態度を崩さないヨハンナにアウグストは、叫び声こそあげなかったが怒りに打ち震えながら即座に引き金を引いた。しかし、落ちた撃鉄が叩いた撃針は空の薬室をむなしく打つだけだった。


「ああっ!?」


「言っただろ、弾は貰ったってな。銃を持ったら弾が入ってるかぐらい確認しろよな、素人め」


 ヨハンナはデスクの上をすいと滑ってアウグストへ近づくと、デスクから降りてアウグストの腕を捻り上げて拳銃をもぎ取り、スライドを引き弾倉を抜いて無力化する。その際、薬室から弾が排出される事は無く、落ちた弾倉も空であった。アウグストが特別に作らせた、エングレーブが施されたチェコ製自動拳銃とヨハンナのハイパワーは同じ9㎜弾を使っており、ゲリラの隠れ家からの逃走劇で弾を使い果たしたヨハンナは、これ幸いと事前に弾薬を頂戴していたのだ。


「ぐあ! 貴様、タダじゃ済まさんぞ」


「威勢が良いのは上等だがな、てめえのタマを握ってるのはどっちだか認識しといた方が良いぜ」


「タマも無いくせによく言う!」


「あるが?」


「なに?」


「いや、忘れろ」


 ヨハンナは再びアウグストの腕を捻り上げ、今度はそのまま床に引き倒して関節を極める。苦悶の呻きを上げるアウグストの後頭部にハイパワーの銃口を押し当て、そのままゆったりとした口調で要求を告げ始める。


「なに、ゲリラ共に資金提供をやめろなんて言いやしないさ。それはアンタの勝手だ。私ならあんたが送金しようとしたらそのまま私の口座に向かうよう細工するのは朝飯前だがそれはやらん。そこまで困窮してないからな」


「では何だというのだ!」


「あんたが団体のトップを務める、国立公園の管理団体。あいつらにアンタの『お友達』が遊びに来るから一切手出しをするなと伝えろ。団体に周知させりゃ自然、ゲリラの連中にも伝わるだろう?」


 国立公園内の環境を厳格に管理している団体があるというのに、ゲリラ達を野放しにしているという事は管理団体とゲリラ達が蜜月の関係である事は火を見るより明らかである。

 そんな環境下で、例え観光客に扮したとていざ潜入という段階になれば、ゲリラの目を誤魔化せたとしても管理団体の保有する各種機材に観測され、団体内部のシンパからゲリラに情報がリアルタイムで提供されてしまう。それを防ぐには、トップの首根っこを押さえ、部下たちに一切の干渉をするなと周知させる必要があった。

 身分を偽装し、何処か外国の環境NGOとして入る事も可能ではあったが、先進国ならいざ知らず、この国では通用しない理由があった。というのも、先進国であれば偽装データを管理ネットワーク上にアップロードすれば即座に各種登録などを完了させ、気付かれぬうちに特定の団体の一員となる事は可能である。しかし、二十年ほど時間が遅れているこの国では未だに紙媒体の書類仕事が生存しており、更に悪い事にサインという前時代的な承認作業が存在し、例え偽装身分をデータ上でと定着させたとして、それが効力を発揮するには複数日を跨ぐ必要があったのだ。

 だが生憎とヨハンナ達にそれを待つ時間の余裕は無い。そう言った場合に役に立つのがアウグストの様な権力者の持つ威勢であるのだ。権力者の鶴の一声はあらゆる事務処理を迂回し、疑問を持つ者や規則の口を噤ませる事が出来てしまうのだ。この不条理の尻に敷かれる側は堪ったものではないが、使う側に立てばこの便利さと、有無をも言わさず他者を平伏させる快感から逃れるのは容易な事ではない。


「協力しないと言ったら」


 ヨハンナはアウグストの上から退いて暫し考え、コニャックのボトルを掲げた。


「簡単だ。親衛隊のマッチョ共を呼んで、此処の酒瓶全部を空にするまで乱痴気騒ぎさ」


 ともあれ、自身の命と社会的地位、そして収蔵している酒の三つを握られたアウグストに選択肢は無かった。





「よく殺さなかったね、偉いよ」


「お前、私が快楽殺人鬼か何かと勘違いしてないか」


 サキの言葉に、ヨハンナはビターチョコレートを一つ口に放りながら苦い顔をする。自分は快楽殺人鬼の様に殺しを楽しみ、自己の気分次第で他人の生き死にを左右するようなろくでなしでは無いと言う。しかしながら、現在置かれている状況はまさしくヨハンナの癇癪、感情的な物に端を発している以上、サキにとっては全く同意できるものでは無かった。

 しかしヨハンナ曰く、アウグストを殺さなかった理由は「無意味であるから」で、彼を殺した所で何が起こる訳でなく、逆に生かして置いたとしてもヨハンナ達が窮地に立たされる訳でも無いと判断したからであった。書斎でヨハンナに遭遇した瞬間や不正の証拠を握られていた事が判明した時ですら、多少の不快感や苛立ちを露わにしただけで、狼狽もしなければ冷や汗一つ垂らさない様子から、アウグストはそのキャリアの中でこのような場面に遭遇した経験は一度や二度では無い事が見て取れた。

 なんとしてでも排除せねばならない不倶戴天の敵や、言葉の通じぬ蛮人であるならともかく、多少の無礼は働いたが互いに言葉が通じ、適切な距離感を理解している者同士、今後は不干渉を貫く暗黙の了解がなされていた。ヨハンナは世界共通言語である暴力を母語として扱い、会話の選択肢の大半が暴力で占められているが、少なくとも言葉が通じる事は自負していた。


「誰彼構わずパカパカ撃ってる奴なんぞ早死にするだけだ。そんな奴がのさばってられるのはフィクションの中だけだぜ」


「よく言う」


 サキは呆れて溜息をつきながらじろりとヨハンナを睨む。当のヨハンナと言えば上物のコニャックをたらふく飲んだおかげで上機嫌、顔を真っ赤に染めながらケラケラと笑っていた。まるで自分は引き金が軽くないとでも言いたげな様子に、この国にやって来てからの出来事を思い返す。

 うん、確かにヨハンナの言うとおりだ。無関係な人間、ゲリラと疑わしいだけの民間人なんかには手出ししていない。数日間の偵察活動の最中に民間のゲリラ協力者と疑わしき人物を多く目にしたが、ヨハンナはそれらを片っ端から足蹴にし、眉間に銃口を突き付けながら情報を聞き出すような真似は一度だってしなかった。自己の暴力性を理解し、暴力をあらゆる解決手段として扱う以上、暴力性を発露する時と場所は選ばねば一流とは言い難いのだ。


「それで、首尾はどうなの。話は付けたんでしょ」


「あぁ、明日にゃ私らは環境NGOで国立公園内をフリーパスで歩き回れる。気を付ける事ったらツラが割れないようにする事と、沼地とワニだな」


「ワニ?」


 シエナガ・デ・サパタはジャングルであると同時にカリブ海地域で最も広大な面積を誇る湿地帯であり、その湿地には環境活動家たちの努力の賜物であるキューバワニが生息していた。かつて絶滅危惧種にも指定されていたその種の絶滅の危機は去り、今や我が物顔で沼地を漂っている。観光客向けの道を外れ、ジャングルに分け入り沼地を渡るのであれば、ワニの餌にならぬよう注意するというのは必須事項であった。

 沼地は足を取られるだけでなく、底なし沼にでも嵌れば一巻の終わりであり、なにより遮蔽の無い沼を渡る際は周囲から丸見えなのである。えっちらおっちらと、泥から足を引っこ抜きながら歩く姿を狙い撃ちにされるのは間抜け極まりない話だ。


「侵入地点まで環境NGOの体で向かって、そこからは装備整えて奴らの支配地域に侵入。軽く偵察して、早暁まで待機してから攻撃開始。片端から殺しまわって、破壊して、終わったら移動手段奪って離脱。まぁ、出たとこ勝負って感じだな」


「不確定要素が多すぎる。本当にやるの?」


「やらない理由が?」


 表情を変えずに、中止やプランの変更といった選択がまるではなから存在しないかのように言い放つヨハンナは、無意識に煙草の火を付けようとするが直ぐに気付いて止め、箱ごと車外に放り捨てた。現地の安煙草、それに半分以上吸っているから惜しくもない。


 接近する迄の仕込みはしたが、司令部キャンプへと至った後は一切の仕込み無し、増援無し、秘策無しの完全出たとこ勝負である。人数比で言えば十倍以上の相手にたった二人で挑むという、全く勝算が見えない勝負だ。だが、ヨハンナはやると言ったらやるのだ。二人だけでゲリラ相手に戦争?上等、今までだって同じような事は幾度もあった。何を今更になって怖気付く必要があるのか。

 アルコールは自らの意思に反して身体に作用し、酒の影響で気が大きくなっているというのはどう説明しても否定はできない。しかし、元々ヨハンナはそういう性分だった。自分でカードを配る事が出来ない事をよく知るヨハンナは、配られたカードの内で分の悪い賭けを受け、出たとこ勝負に乗り出し、鉄火場に勇ん飛び込んでどれだけ愉快に立ち回り、周囲を引っ掻き回すかを楽しむのが大好きであった。

 付き合わされ、引っ張り回され、巻き込まれる側は堪ったものでは無いが、ヨハンナがそれを気にした事など一度だって無いのだ。


「こんな島国でつまらない死に方なんて」


「そうはならん。私がさせんし、私がそうなるなら、お前がさせないだろ」


「やめてよ」と、ヨハンナの言葉にサキは苦虫を嚙み潰したような顔をする。全くもってその通りだが、此処まで信用されているとどうにもむず痒く、セリフもセリフで聴いていて歯が浮きそうになる。悪い気持ちでは無いが、一々言われるような事柄では無いからだ。


「飲み過ぎだよ」


「あぁ、そうだな。調子に乗り過ぎた。部屋に戻ったら早めに寝るとしよう。明日の朝には抜けてる」


 目頭を押さえ助手席のシートを倒したヨハンナはそのまま目を閉じた。





 ヨハンナ達が去ったアウグストの豪邸を、遠巻きに眺める男が二人。非武装だが手には双眼鏡、そして携帯電話が握られている。


「確認したか」


「あぁ、間違いない。人相特徴その他一致する。間違いないだろ」


「ハバナから来た奴らに教えてやれ。探し物は見つかったってな」


「……俺だ、ベニートだ。一昨日カードの席に…そうだ。それでだ、探し物が見つかったぞ。金髪、獣の耳。もう何処か行っちまったが副知事の家にいたぞ。何かわかるかもしれん、行って見ろ。以上だ」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る