第6話

その日、突如連絡が来た。


 「えっ、本当ですか?」







「どうしたの?お兄ちゃん」


「冤罪発覚したって」


「本当に!!」


 「うん!!」

 

「良かったね、お兄ちゃん!!良かったね」


自分のことように喜んでくれる妹


 本当に、妹には助けられた。


 「ありがとうなぁ、ずっと支えてくれて、信じてくれて」


「当然だよ。例えクラスメイトやあの女が信じなくても私は信じてるから」


ーーー


 次の日、そのことをクラスで言われた。


 俺は一斉にクラスメイトから謝罪された。


 元カノからも


 「本当に、本当にごめんなさい!!」

泣きながら謝罪された。


 けど、許す気にはならなかった。流石に限界を超えた。ありえないことが起きるほど


 それに許しても仲良くする気はない。


 【あんな奴と付き合ってたのが、人生一番の失敗よ!!】


「・・・ごめん」


「そ、そうよね。でも、貴方に許して貰うために私頑張るから」


そして、私の方に行って、私に受け止めて貰う前提でぶつけている。


 それも、俺なんだけどな。

 

ーーーーーー



ーーー

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る