第2話

あれから数日後


 「お姉ちゃんーー!!」


妹は私を溺愛している。帰ってくると朝に喰らいつくように抱きしめる。


 「うーん、今日もサラサラで良い匂い。本当に夢見たいずっとお姉ちゃんが欲しかったから」


「心は男だけどね」


「お姉ちゃんの声でそんなふうに言わないで!!」


「ごめん」



 そして、俺 はゆっくりコーヒーを飲んでいる。すっかり同時操作が慣れてきた。


 「はぁ、可愛いしもう何もかもが最高」


 妹はフニャッとした顔をしている。


 「あ、大丈夫だよ!!お兄ちゃん」


搭乗俺に話題を振る。


 「お兄ちゃんも勿論最高だから!嫉妬しないで」


「何度も言うけど、人格が二つあるわけじゃないから、俺が私に嫉妬しても結局俺のことだから特に嫉妬しない」


「もう・・・そう夢のないことを言う、あわかった」


「なんだよ」


「お兄ちゃんも私に・・・して貰いたいんでしょ」


「・・・っ感覚も繋がってるから一応俺も抱きしめられてら感じがあるけど」


「もう、お兄ちゃん。こう言う時だけは甘えるの下手なんだから」


妹に優しく抱きしめられて、頭を撫でられる。


 あぁ、やっぱりいつもして貰った慣れのあるこの体でして貰うのは全然違うなぁ



 次回、学校


 

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