第17話 目的

【ノアの味方じゃないのか?】


ドミニオンは、にやりと笑って、


【ノアは別だ!!俺の目的はメテオブレイカーだ】


そういうことか!!なら、お前は敵だ!


俺とドレイクではさみ撃ちに、


【卑怯だと解っているが、すまないな!】


【悪いがここまでだ!】



なんだ、危ない、避けろ!!!!!



【ドレイク大丈夫か?】


【相打ちになるところだったな。俺の剣とっさに峰打ちしたが、当たってしまった。すまん】


【いや、大丈夫だ。少し触れただけだ。ドミニオンどこに消えた?】



……………………………………………………………



※いつか、どこかで戦う時がくるかもな※



……………………………………………………………



【くそ…逃げられた】


【違う。逃がしてくれたんだ。俺達では太刀打ち出来ない。あれ程の強さは、悔しいが助かった】


【ノア、ドミニオンのこと少し教えてくれるか?俺達が聞いたこと以外で何かあれば】


【うん、でも、解らないの。昔、助けてくれたこと、歳が離れている感じだから、けっこう甘えていたの。お兄ちゃんみたいな、お父さんみたいな】


【くそ…ノアに甘えられるなんて、許さん!】


【レイヴァス、同感だ!】


【私の話ディスってるでしょ…】


違うぞ!羨ましいだけだ。


【私が子供の頃の話だよ。その時にドミニオンはメテオブレイカーのことを聞いてきて…そう言えば何でそれ聞いた途端にドミニオンに?何かあるの?】


【んー、それはね、今度順序立てて話すよ】


でも、何でノアに聞くんだ?メテオブレイカー…



【レイヴァスもしかして!】


【ノアの故郷に!】


【ノア、もう一度戻ろう!!】



何か胸騒ぎ…既にむかってるのか、ドミニオンは。


【えー、冒険したかったのに〜また戻るの?外の世界もっと見たかった〜】


【ごめん。どうしても…おい、レイヴァス!!あの光は?】


あの方角は…やはり、ノアの故郷の方向だ。


【ガルルル…ガルルル…】アイズ🐕


アイズも何か感じ取ってる。


ドレイクが悩みながら、


【もう、使うしか無いかもメテオリターナー…】


【それでも解らないけどな、間に合うか?】


【ね〜、さっきからメテオ何とかって二人で言ってるけど、これメテオ何とかって言われてるペンダントだよ。何か関係あるの?】


ノア、これは!!


【やはりノアの故郷は、何かあるぞ。急げ!!】


【ドレイク、ノアとアイズ🐕を後から連れてきてくれ。俺は先に行く。急がないとならないからな】


 俺は先に走って間に合えば…出来ればノアとアイズ🐕を巻き込みたくない。頼んだぞ、ドレイク。


【レイヴァス、牽制だけにしておけよ。俺が着くまで無理するなよ】


【ああ、解ってる。ノア達の安全を確保してから合流してくればいい。頼む】









 




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る